理事長 横津 優騎

【はじめに】

私たちは、未だ予測不能な新型コロナウイルス感染症や災害から社会的、経済的に大きな打撃を受けている中、 歯を食いしばり脅威に負けずと青年会議所運動や地域を盛り上げる為一生懸命に取り組む事に、大いに誇りを持っ てほしい。中途半端な気持ちでは決して出来ません。私たちの熱い想いや覚悟は必ずこの地域(まち)、人の活力と なり未来への希望を創り上げます。 私が、彦根青年会議所に入会したのは2014年。「JCに入ったら人生変わるかもよ」と諸先輩方が言われてい ましたが、JCに入会をしても自分を変えるきっかけがあるとは到底思えませんでした。また、社会貢献という言 葉さえ知らなかった私にボランティア活動は積極的に向き合う事が出来ませんでした。しかし、2016年に委員 長へとなる機会をいただきました。そこから、私の人生は大きく変わり始めます。委員長という役職をがむしゃら に向き合った結果、私自身が多くの人びとに支えられていることを実感するとともに、社会貢献に対する考え方を 大きく変える機会となりました。ここで得た経験は、私にとって大きな財産となり、JCや社業に向き合う上で欠 かせないものになりました。しかし、2019年に内臓疾患により死に直面しました。日が経つごとに悪化してい く中、悲しさよりも悔しさが込みあげてきて涙しました。もっと社業、JC活動、運動を無理してでもやっていれ ば良かった。失敗をしてでも挑戦していればよかった。チャンスを捨てずに掴むべきだった。死と直面したからこ そ、このような感情になったと思います。私の経験から皆さまにお伝えしたいことは、手遅れになる前に何事にも ぶつかりに行ってほしい、そこにチャンスがあるなら。恐れず掴みに行ってほしい。一度しかない人生に誇りをも って生きてほしい。人は失敗や絶望によって、足を止めるのではありません。挑戦することを諦めたときに足を止 めるのです。人は成功や希望があるから、前に進むのではありません。挑戦するという意志を抱き前に進むのです。 足を進めるも止めるも、全ては自分次第 。20歳から40歳までという限られた時間があるからこそ、 諦めず希 望を抱き挑戦し続けましょう 。答えが見えなくても、私たちの歩む道は必ずより良い未来につながっています。 青年らしく英知と勇気と情熱を持って挑戦 しましょう。どんなに困難な道のりでも、仲間と手を取り合えばもう一 歩踏み出せる。私たちだからこそできる新しいことに挑戦し、未来へ繋げていきたいと考えます。

【時代に合わせた効果効率的な組織運営に挑戦】

組織の根幹は厳格な組織運営であり、総会や理事会は青年会議所の重要な場となります。そこには、68年間守り抜かれてきたルールと受け継がれてきたプロトコルがあり、先輩諸兄から脈々と紡がれてきた厳格な組織運営は彦根青年会議所の基盤となるものです。その受け継がれたルールとプロトコルは現在において私たちの「誇り」でもあります。しかし、社会情勢が目まぐるしく変わる現代では、この運営方法に変化が求められているのも事実です。様々な角度から取り組みをより良くするためには、新たな手法に挑戦し時代に合わせた運営を作り出す必要があります。そのために、積み重ねてきたシステムや手法を振り返り、現代に合うものへと再構築することで、より洗練された組織を創りあげるのです。新たな取り組みは青年会議所運動を展開する基盤となり、地域に求められる団体として誇れる組織を運営するのです。新しい運営に挑戦し、受け継がれてきた運営を更に昇華させましょう。

【魅力あふれるJCブランディングの推進】

青年会議所とは何か。どのような団体で何を目的としているのか。それを理解している市民はどれだけいるでしょうか。どれほど良い事業を展開しても、市民の共感を得なければ意味を成しません。運動を効果的に展開していくには、ブランド力を更に向上させることが必要です。SNSの普及により膨大な情報を取捨選択しながら生活している一方で、我々が情報を発信する立場になった時、ただ漠然と発信しているだけでは伝わりません。表面的な情報だけでなく、そこに至る背景や目的といった想いを伝えることで市民の心に強く伝わると考えます。対外広報は地域の人々への理解と信頼関係の構築、事業の目的と魅力や事前の取り組みへの共感による参加者の促進、本会の価値向上に繋がります発信方法が進化していく中、楽しさを伝えるためにトレンドを取り入れた媒体を駆使し、形に捉われず新たな発信内容を企画することが、青年会議所のファンを創出し、我々が目指す市民の意識を醸成することに直結するのです。「明るい豊かな社会」を実現するためには、我々自身が学びに対する意識を高めなければなりません。そして会員だけではなく、市民と共に新たな学びを得る機会を創出することで、同じ目標に向かっているという理解につながります。

【交流から強固な絆を確立、会員結束力の強化】

青年会議所は20歳から40歳までと年齢制限があり、この在籍期間というのは、家族、仕事、また趣味などにも力強く打ち込める期間でもあります。在籍しているメンバーは、人生で最も重要な期間に自分の意志で集まった同志です。限られた時間の中で、多くの学びや試練を得て様々な人との繋がりをもつことにより、個人や社業の成長へとつながります。今後のJC運動をより強く、より大きく展開するためにも、メンバーの交流を深め、絆を更に強く太くしていく必要があると考えます。彦根青年会議所には様々な職種のメンバーが在籍しており、メンバー一人ひとりの心は様々です。お互いの理解を深めることでメンバー一人ひとりが共感しお互いの糧となり、それが地域のためになり、結果的に個人の成長につながります。自己を成長させる会員交流とは何か、交流を通した会員同志の結束とは何かを考え、一人ひとりが明確な目的を持ってJC活動に参加し、これまで参加意識が希薄であったメンバーに対しても、参加意識の向上を目指しましょう。

【魅力溢れる地域の未来を創出】

我々が暮らす「ひこね」は、市民の誇りである彦根城だけではなく美しい琵琶湖や湖東三山、歴史遺産が数多く存在する湖と山の美しい自然に囲まれた地域であります。新型コロナウイルス感染症の拡大により、地域経済に甚大な影響をもたらし、地域で暮らす人々が先の見えない不安を抱え生活しています。このような様々な問題を地域の課題として捉え、目を背けずに解決へ向けて行動することが我々の使命であります。明るい豊かな社会の実現にむけ、今一度歴史や伝統、文化 、自然を踏まえた、新たな魅力の発掘による地域への愛をより一層高める必要があると考えます。また、それらによって地域が活性化し、明るい豊かな未来を市民一人ひとりが創造できるように導いていくことで、明確なビジョンを見据え、地域への希望を抱ける運動に取り組んでいきましょう。明るい豊かな社会の実現のために、地域に暮らす我々青年が実働しまちづくりに勤しむ事は重要な事ですが、それと同じく 、我々大人の背中を見て育つ子どもたちが将来も地域を愛し、地域と共に 暮らし続ける事の出来る術を身に付けるのも重要であると考えます。そして現在、誰もが未来に不安を感じている状況だからこそ、我々青年が諦める事無く、子どもたちが安心して未来を想い描ける機会を創出していかなければなりません。学校教育では習う事の できない、お金の知識や社会を生き抜いて行く上での心構え、ひこねにしかない魅力やひこねでしかできない楽しい経験など、今一度それらを掘り起こし、次世代を担う子ども たちがひこねを愛し、安心して未来を想い描ける機会を創出していきましょう。

【全メンバーが会員拡大に取り組む】

青年会議所には40歳で卒業というルールがあり、新たな仲間が入会しなければ組織が持続していかないという特徴があります。昨年も同じ志を持った 仲間が増えましたが、全国的に青年会議所の会員が減少しているという現状を踏まえると、引き続き会員拡大に取り組んでいかなければなりません。会員拡大に取り組み一定数の会員を維持することは、組織を存続させることだけではなく、私たちの運動の原動力となります。そして、会員数の増加は、地域に対する私たちの活動・運動の影響力を増幅させ、地域の未来への可能性を広げることにつながります。また、新たな仲間とともに活動することは、会員や組織に新たな発想や価値観、刺激をもたらし、組織の活性化にもつながると考えます。2022年も多くの仲間を迎え入れられるよう、メンバー一人ひとりが会員拡大への意識を高めます。これからの地域の未来を本気で考え、なぜ拡大が必要なのかをメンバー一人ひとりが理解し、情熱と気概をもって全メンバー で拡大に取り組みましょう。

【彦根青年会議所創立70周年へ向けて】

1953年7月、産業都市・観光都市として更に一層の充実と飛躍、そして健全なる郷土の発達を期して彦根青年会議所が設立されました。ひこねをより良くするために、修練を積み、社会に奉仕し、友情を育んでこられた69年の歴史と伝統があるからこそ、今の彦根青年会議所があるのだと考えます。2023年7月に彦根青年会議所は70周年を迎えます。69年間、明るい豊かな社会の実現のため、様々な活動や事業の歴史を学ぶ場を設けるとともに未来へ向けた周年事業の開催に向けメンバーが一致団結し邁進する必要があります。未来の彦根青年会議所、そして未来のひこねを共に創っていきましょう。

【結びに】

青年会議所は、年齢、仕事、考え方が異なるメンバーが集まっている組織です。そういったメンバーが意識を統一し、本気で取り組むことによって、まちを変える運動を起こすことができます。私は、この彦根青年会議所に2014年に入会し、幸いにも様々な役職や運動を経験させて頂くことができました。青年会議所運動に一緒になって取り組むことによって、メンバー同士の強い絆も生まれていきます。私が入会して一緒に運動を行ってきた諸先輩方は殆ど卒業されましたが、卒業してからもこの青年会議所で培った関係は続いていきます。それは、本気でまちを動かすような運動を共に行ってきた青年会議所だからこそ得られたものです。青年会議所での運動は、全てが上手くいくわけではありません。失敗することも少なくありません。ただ、20歳から40歳までの青年の集まりだからこそ、失敗を恐れずに行動をすることができます。本気で取り組まなければ、まちを変えることも、自身が成長することもできません。次世代に生きる人たちのために明るい豊かな社会を引き継いでいく、そのためにメンバーが楽しく全力で運動に取り組んでいける組織を構築していきます。

【事業方針】

1. 時代に合わせた効果効率的な組織運営に挑戦

1. 魅力あふれるJCブランディングの推進

1. 交流から強固な絆を確立、会員結束力の強化

1. 魅力溢れる地域の未来を創出

1. 全メンバーが会員拡大に取り組む

1.彦根青年会議所創立70周年へ向けて

【事業計画】

1. 1月度(新年交流)例会

内 容:2022年度の運動指針を共有し、行政や諸団体との交流を図る例会

時 期:1月

対 象:メンバー及び諸団体

1. 理事会

内 容:理事会の運営

時 期:1月~12月

対 象:メンバー

1. 活動

内 容:家族への感謝を表し、青年会議所活動への理解と協力を得る活動

時 期:12月

対 象:メンバー及び家族