月報12月号 2025.12.01 目次 連載記事 「The Roots~まちに根付く我らの活動」 12月度例会~つなげ!絆の輪~ ⇒専務理事 夏原 慶連載記事 「メンバー紹介!○○君ってどんな人?」 2025年度 卒業生 園 一生 君 藤井 肇 君 横津 優騎 君連載記事 「魅力発見!地域の映えスポット」 彦根市 田島市長×山田理事長 対談 事業・例会案内 「The Roots ~まちに根付く我らの活動」 このコーナーでは、本年度のLOMスローガン ” The Roots ~まちに根付き、未来に芽吹け!~ ” を胸に彦根青年会議所が行うまちに根付く運動・活動を皆様に知っていただくため、メンバーのもとへ取材へ行き、記事にしていきます。 12月度例会~つなげ!絆の輪~ 今月は今年最後の例会・12月度例会~つなげ!絆の輪~について、夏原専務理事にお話を伺います。 【筆者】 夏原専務理事よろしくお願いいたします。 まず12月度例会ではどんな設えを計画していますか。【夏原専務理事】 12月度例会は本年度最後の例会です。今年一年を頑張ってこられた委員長、そして入会から今日まで多くのJC活動の中で様々な形で彦根青年会議所を支えてくださった卒業会員へ労いと感謝の気持ちを伝えたいと考えています。会食を交えながら語り合い、メンバーの絆をさらに強固にし、次年度にバトンを繋ぎます。【筆者】 どのようにして感謝の気持ちを伝える計画でしょうか。【夏原専務理事】 委員長からは1年間の活動を通して感じた想いを、卒業会員にはこれまでの活動で培った経験や感謝の想いをメンバーに語っていただきます。また、理事長からのメッセージ、卒業会員への送辞、残るメンバーへの答辞、卒業会員へ想い出に残る記念品も用意しています。 【筆者】 記念品の内容などは当日までのお楽しみですね。 副題に「つなげ!絆の輪」とありますが、絆を繋ぐ設えとはどのようなものですか。【夏原専務理事】 会食やメッセージ以外にもチームビルディングゲームを用意しています。卒業されるメンバーも、次年度以降も活動を続けるメンバーも一緒にチームワークを深めるゲームをして、卒業してからも繋がる絆の輪、次年度以降も共に活動していくメンバーの絆の輪を構築しようと考えています。 【筆者】 とても楽しみにしています。最後にメンバーへのPRをお願いします。【夏原専務理事】 会員数が少なくなってきた昨今の青年会議所は、より団結力が必要だと思います。本例会は本年度最後の例会ではありますが、彦根青年会議所の活動はまだまだ終わりません。本例会で委員長や卒業会員を労うとともに、これからも彦根青年会議所が必要とされるために絆を更に強め、より良い形で次年度に繋ぎたいと思いますので皆様ご参加の程よろしくお願いします。【筆者】 本年度最後の例会ということで、たくさんのメンバーと絆を深めましょう! 「メンバー紹介!○○君ってどんな人?」 このコーナーでは、彦根青年会議所メンバーの普段見られないプライベートな一面を地域の皆様に少しでも知っていただくために、メンバーのもとへ取材へ行き、記事にしていきます。 今回は、本年度卒業される園一生君、藤井肇君、横津優騎君に取材してきました。 ・園 一生 君 ①プロフィール⇊・名前 ☞園 一生・本年度の彦根JCでの役職 ☞地域未来構築委員会 理事・勤務先 ☞有限会社園サッシ店・入会年 ☞2015年 ②青年会議所活動の中で学んだこと【筆者】 これまでの青年会議所活動で特に学んだことは何ですか。【園一生君】 一番は時間の使い方です。やはり、仕事をしながらの青年会議所活動はとても大変でした。そんな中でも両立するために時間を上手に使うことは身につきましたね。 【筆者】 私も今年は委員長と仕事両立で一年中バタバタでした。これから上手に時間を使えるようになっていきたいです。 他にはありますか。【園一生君】 特にないです。私元々賢いので!(笑) ③青年会議所活動での一番印象に残っている年、事業など【園一生君】 一番JCしたなって思うのは、室長をした2019年ですね。私の年で室長という役職がなくなったので最後の室長だったんですが、なくてはならない役職だと感じていますね。【筆者】 それはなぜですか。【園一生君】 委員長をした時も大変でしたが、その経験を踏まえて室長としてその年の委員長を支える重要な役だからです。大変でしたがとても楽しかった年です。【筆者】 そうなんですね、私は室長がなくなってから入会なので経験できないですね。【園一生君】 あとは、滋賀ブロックや地区出向させていただいた年はいつも楽しかったです。友達の幅が広がったし、LOMではできない経験が出来ました。機会があればみんなにも行ってほしいと思っています。 ④卒業後にやりたいこと、または彦根青年会議所と繋がり続けたいこと 【園一生君】 卒業後は出向した時に出会った友達とおいしいご飯を食べに行きたいです。 広い範囲に友達が出来たのでその地域に赴いて、地元のおいしいご飯を紹介してもらい、楽しく過ごしたいですね。【筆者】 いろいろな地域に友達が出来るのは素敵です。私たちとも行きましょう。【園一生君】 卒業したら私から誘うことはないですが、誘ってくれたらうれしいですね。相談とかあればいつでも連絡してきてほしいなと思います。【筆者】 連絡します。相談たくさんしますね。 ありがとうございました。 ・藤井 肇 君 ①プロフィール⇊・名前 ☞藤井 肇・本年度の彦根JCでの役職 ☞地域未来構築委員会 理事・勤務先 ☞藤井工務店・入会年 ☞2020年 ②青年会議所活動の中で学んだこと【筆者】 これまでの青年会議所活動で特に学んだことは何ですか。【藤井肇君】 学んだことというより得たもので言えば経験です。彦根青年会議所に入会していなかったら、今の生活スタイルや仕事の充実はなかったと思いますし、議案書を書いたり事業を開催するなんて経験も出来ませんでした。 【筆者】 それは私も思います。仕事では絶対にできない経験が出来ます。【藤井肇君】 あと一番思うのが、彦根青年会議所に入会できていなかったら関わることのない友達と出会えたことです。業種や、学校が違う人との交流は自分から探してもなかなかできないですが、彦根青年会議所に入会したことで簡単に出来ましたね。 ③青年会議所活動での一番印象に残っている年、事業など【藤井肇君】 委員長の年って言いたいところではありますが、副理事長させていただいた年ですね。【筆者】 委員長の時ではないんですね。【藤井肇君】 もちろん委員長しているときは一番頑張ったしがむしゃらに活動していました。しかし副理事長の時は経験を活かして、自分がやりきれなかったことや想いをもって活動できたと思うので印象に残っているのは副理事長をした2024年です。 ④卒業後にやりたいこと、または彦根JCと繋がり続けたいこと 【藤井肇君】 新しいことを何かするといったことは考えてないのですが、せっかく多くの経験をしてきたので、その経験は仕事に活かしたいですね。【筆者】 仕事に活かせる経験はありましたか。【藤井肇君】 直接仕事に繋がる経験は少ないかもしれないけど、仕事への考え方や、社員、お客さんへの配慮など想いの部分では自分の質を上げてくれる経験をたくさん積めました。【筆者】 そういった経験は卒業後もご教授ください!【藤井肇君】 今後もメンバーと飲みに行きたいので誘ってください!いつでも話します。 ・横津 優騎 君 ①プロフィール⇊・名前 ☞横津 優騎・本年度の彦根JCでの役職 ☞監事・勤務先 ☞株式会社FILL COMPANY.・入会年 ☞2014年 ②青年会議所活動の中で学んだこと【筆者】 これまでの青年会議所活動で特に学んだことは何ですか。【横津優騎君】 青年会議所では多くの経験をさせてもらいました。その中で学んだことも多く、忙しい時間を割いて活動をすることで得た時間術、たくさんの交流の場があることで身についたコミュニケーション能力、議案書作成や、理事会を含めた数多くの会議に出席したことで文章力や読解力、多くの活動をする中で行動を起こすことの大事さたくさんのことを学びました。 【筆者】 歴も長いのでやはり学ぶことは多かったですか。【横津優騎君】 そうですね。特に役職を受けるようになってからは毎年のように新しい学びがありました。 ③青年会議所活動での一番印象に残っている年、事業など【横津優騎君】 まずは、私が2016年度に会員交流委員長を受けた時に行った事業です。【筆者】 どのような事業をされたのですか。【横津優騎君】 その時は1年がかりの事業で、カカシ作りから田植え、その後のバーベキュー、草刈り稲刈り、そして出来たお米ともち米を使って12月冬の家族会で料理や餅つきをしました。【筆者】 壮大な事業計画をされていたのですね。【横津優騎君】 とても大変でしたが、やりがいのある事業でした。あとは、私が理事長を務めさせていただいた2022年度の事業はどれも思い出に残っています。私の想いを形にしてくれた当時の委員長の皆さんには感謝しています。彦根商工会議所青年部と合同で行った彦根城世界遺産登録事業も記憶に残っています。 2024年には滋賀ブロック協議会の事務局長を務めました。出向でも面白い経験ができ印象に残っています。【筆者】 本当に多くの活動をしてこられたのですね。 ④卒業後にやりたいこと、または彦根青年会議所と繋がり続けたいこと 【横津優騎君】 実は2022年からやっているのですが、滋賀県少子化対策事業に力を入れようかと考えています。自分たちで一般社団法人を設立して、県からの後援もいただいています。【筆者】 しらなかったです。では青年会議所を卒業しても変わらず忙しい日々ですね。【横津優騎君】 忙しいですが、自分のしたいことが出来るので楽しいです。 今年卒業はしますが、来年は外部監事として彦根青年会議所に残るので引き続きよろしくお願いします。その後は誰からも相談してもらえる立場でいたいと思います。【筆者】 困ったらすぐに相談します! ありがとうございました。 今月は卒業生の3君でした。長い青年会議所活動お疲れさまです。たくさんの学びをありがとうございました。 魅力発見!地域の映えスポット このコーナーでは、地域に眠る隠れ絶景スポットや、写真映えするお店などをめぐり、まちに根付く映えスポットを発掘していきます。月報の最後にあるアンケートで、皆さんからの情報、口コミもお待ちしていますので、知っている隠れスポットをどんどん教えてください!現地へ赴き記事にします! 今月は月報アンケートでご意見いただきまして、彦根市の田島市長との対談を記事にさせていただきます。 【山田理事長】 本日はご多忙の中、対談の機会をいただき誠にありがとうございます。 本日は彦根青年会議所が2023年の70周年の際に策定しました運動指針と本年度の基本方針を基にこれからの彦根青年会議所と彦根市との協力について、彦根市長として、また彦根青年会議所のOB、歴代理事長としてのお立場からもお考えを伺いたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。【田島彦根市長】 はい、よろしくお願いします。 【山田理事長】 現在の運動指針は【ひと】と【まち】と【経済】を私たち【組織】が未来に繋げていくというのをテーマにしております。 まず、一つ目のテーマの【ひと】ですが、未来を担う子どもたちの育成、市民の愛郷心の醸成が必要と考えております。 彦根市を含めた2市4町には様々な地域資源があるにもかかわらず、あまり認知されていないことが現状だと考えています。我々は次代を担う若者たちが中心になって地域の未来を作っていくことが重要だと考えておりますが、田島市長の想いをお聞かせください。 【田島彦根市長】 私も60歳を超えました。気持ちはJCメンバーだった40歳以下のままだと思ってはいますが、現代の若者世代との意識のギャップは日々感じています。そんな中で私が良かれと思って様々な課題や政策にあたってきていますが、果たしてこれが正解なのかと、立ち止まって振り返る。また、自分の考えだけで判断せず、老若男女問わず多くの声を聞いて自分の進もうとする方向が正しいかどうかを確認することが大事だと考えています。 そういった中で、未来を担う子どもたちや若い世代の声を引き上げることが難しく学校や地域で留まっていたりします。そこで11月16日に子ども議会が開催されます。これは市内の小学校6年生を中心に我々彦根市担当部局に対して自分で考えた質問を投げかけてきます。そういった機会に、子どもたちの素朴な疑問や、彼らが何を大事に想っているかを聞くことが出来ます。20数名の声しか聞くことは叶いませんが、みんなが何に関心を持っているのか、ひこねのどこに魅力を感じているのかといった意見を吸い上げる努力は行政としても行っています。それですべてが叶うというわけでもありませんが、今の彦根市政に対する子どもたちの視点は能う限り取り入れようと努めています。子ども議会は傍聴もできますのでよろしかったら見に来てください!彦根青年会議所にとっても運動方針に影響を及ぼすヒントが見つかるかもしれないですよ。 【山田理事長】 ありがとうございます。そういったところで、本年度我々としても5月の写生大会、11月9日に開催した事業例会にて子どもたちに地域の魅力を知ってもらえるような事業を行いました。今後も多くの事業を計画させていただく中で、子どもたちに向けてどういった事業を行政が望んでおられるのかお聞かせください。 【田島彦根市長】 何も制限のない事業が出来るならお願いしたいことはたくさんありますが、彦根青年会議所の皆さんと行政で理想と現実を照らし合わせたうえで、出来ることがあれば嬉しく思います。そのためにまずは、我々と彦根青年会議所とのコミュニケーションを取りたいと強く思います。長い歴史のある彦根青年会議所とは、過去にも行政とタイアップした事業展開をしてきました。例えば城下町シンポジウムや滋賀ブロック大会、地区大会などの青年会議所の事業を市民に対して発信するといったことも多くやってこられました。それは内向きではなく外向きの組織だからこそJCと市民・地域・未来といった繋がりをうまく事業化していった経緯があります。私は出来ることなら過去の先輩諸兄が何をされてきたかといったJCの歴史・足跡を一度メンバーの皆さんで紐解いてみることが良いのかなと思います。それと、子どもたちに向けてですが、我々が現役メンバーだったころの子どもたちと今の子どもたちでは環境も社会も大きく変わっています。過去が正解とは限りませんが、今の子どもたちを取り巻く環境がどうあるのかを考える必要があります。例えば少子化問題に目を向けたときに、数年後には複式学級と言って、隣り合わせの1年生2年生を一つの教室でまとめて授業をしなければならない。そんな時代が目前にあるのが彦根です。そうなれば子どもたちへの十分な教育の目配りが出来ないといった教育現場の状況になります。学校のことは学校で課題に取り組むとしても、青年会議所の皆さんがそこにどうコーディネートできるのかといった知恵はまだまだ絞りだせるのではないかと感じます。少人数の学校であっても大人になれば大きな社会の一員となります。そういった子どもたちに集団の喜びや集団で行動することへの魅力を感じてもらえることに光を当てることでその子たちが学校生活からもっと視野を広げることを期待しています。 これまで青年会議所として、写生大会やカロムをはじめとする多くの事業を展開してきました。しかし、私自身の足跡も振り返りながら思うと違う学校の子どもたちと一緒に何かを作り上げるとか考えるといった機会が、足りなかったのかなと感じます。 【山田理事長】 我々もそういった課題には向き合っていくべきではないかと感じます。今のお話をメンバーへ伝えて、今後の活動の糧にしたいと考えます。 そして、2027年度には滋賀ブロック大会をひこねの地にて開催する予定となっております。その際にはまたお力添えをお願いしたく思います。まずは先ほどのお話にもありました通り、我々で過去の事業を紐解いて、現状の社会情勢や地域の課題にコミットして彦根青年会議所の色を出し、ブロック大会の主幹を務めたいと考えています。 【田島彦根市長】 期待しております。青年会議所も全国的に縮小傾向にあるというニュースは私の耳にも届いております。仕方がない部分もある一方で、若い青年経済人がどういった問題意識を持ってどういった活動をしておられるのかといった情報収集は出来ると思います。同じ悩みを持つLOMにも話を聞かせていただきながら情報共有しつつ現状打破に努めていかなければならないと思います。ブロック大会を主幹する大変さはありますが、やるからには学びを得ないともったいないです。私も理事長になる前にブロック大会の実行委員長をさせていただいた経験があります。当時は「淡海文化の創造」という目玉事業を県知事が抱えておられ、淡海文化の発信をブロックでさせていただくということで、滋賀県にも大きな協力をいただきました。そして多くのゲストをお招きして文化プラザの大ホールを借りてブロック大会を開催しました。そういった過去の記録もたくさんあるので、同じことは出来なくとも何かヒントを得られると思います。開催趣旨なども今から準備してもいいかもしれないです。 【山田理事長】 次年度にはブロック大会準備委員会が起ちあがりますので、準備していきたいと思います。 2つ目のテーマ【まち】に移りますが、近隣市町村や関係諸団体との広域連携の強化、地域に新たな価値の創出が必要と考えております。 行政やまちづくりを行う諸団体との連携を強め、互いの強みをいかして協力し進化していくこと、地域資源においてもまちが地域資源を評価し、価値を最大化し時代や環境の変化にあった進化が重要だと考えておりますが、市長はどうお考えになられますか?【田島彦根市長】 行政という分野に限って言えば、広域行政化は進んでいます。火葬場、消防、ごみ処理場の問題など、かつて国家も市町村合併を推進してきた心と同じく財政が厳しくなってきた状況で無駄や無理を省き、行政サービスを広域化していく流れが今なお脈々と続いています。それこそ彦根青年会議所の活動エリアである2市4町と同じ感覚で広域行政の捉え方をしていけるのではと思っています。今までとは違い、より大きな広い視点でまちを捉えていくということはこれから避けて通れない道だと感じています。ひこねのシンボルである彦根城の世界遺産登録が1年延びたことでさらに進化して準備をしていこうと取り組んでいますが、彦根城をひこねのシンボルとして感じていただけているのは、ご城下のエリアの方々はもちろんですが、隣接の町の方々にはなかなか我事のようには思っていただきにくく感じます。彦根城は我々市民にとっても大切な宝ですが、これを滋賀県・日本・世界の宝にしようという取り組みをしていく中で彦根市民の皆様はもちろんのこと、近隣の市町村の皆様にも同じ気持ちを持っていただけるような取り組みをしなければならない。そういった取り組みは彦根城世界遺産登録のみならず、それ以外のことにも目を向けて光を当てていくことが大事なのかと考えます。私も彦根市長なので彦根市のことに関しては一生懸命考えていますが、なかなか近隣市町村には意識が行きにくいところは反省すべきだと思います。広域の観光や物流、産業などを考えると彦根だけはうまくいきませんし、米原市、多賀町、豊郷町、甲良町、愛荘町とともに課題に取り組むことが出来れば、もっと負担も減りますし、互いの得意分野を発揮しながらまちを盛り上げることが出来ると感じていますので、そういった視野を広げていきたいと思います。 【山田理事長】 我々も彦根青年会議所と名乗っていますが、活動エリアは米原市、彦根市、多賀町、豊郷町、甲良町、愛荘町にあります。しかしながら毎月の例会や事業は彦根市内での開催が大半という現状です。情報発信においても偏りがある部分があると感じています。【田島彦根市長】 活動に限界はあるかもしれませんが、例えば月ごとに活動エリアを限定してみたりするのも面白いかもしれませんね。これは極端な一例かもしれませんが、そういった考えから何かいい案が出るかもしれないので是非皆さんで話し合ってみてください。 現在のメンバーは2市4町の活動エリアにそれぞれおられますか。【山田理事長】 メンバーは彦根市在住が多いですが、事業所を含めますと活動エリア全域に在籍しています。特に本年度の執行部は彦根市外のメンバーが多いです。 【田島彦根市長】 それなら執行部がそれぞれのまちに是非誘導してください。 私たちの時代は彦根市の方ばかりが理事長をしておられました。ですが、私が理事長をした数年後には彦根市外から理事長を輩出しているように、彦根青年会議所も時代とともに考え方も変わっていますし、それぞれのエリアで頑張っている人がいます。組織名こそ彦根青年会議所と名乗っていますが、2市4町すべてを大事に想い活動をしていることは知っていますし、その想いはどんどん吸い上げていくべきだと思います。山田理事長も豊郷町出身ということで頑張っていただきたいと思っています。【山田理事長】 ありがとうございます。ここ数年はメンバー含め全体的に彦根城世界遺産登録への意識が強かったこともあると思いますが、広い視野で活動したいと思います。 【田島彦根市長】 彦根城世界遺産登録の周辺事業として協力いただきたいことは山ほどあります。そんなときは世界遺産登録推進室にご相談いただけましたら嬉しく思います。彦根商工会議所青年部では盆踊りで地元を盛り上げていただきましたし、彦根青年会議所の写生大会も長い歴史がある中、親子で写生を楽しむということはとても歓迎するべきことだと思います。ただ、地元の子どもたちの参加が遠のいていることも課題の一つにはなっています。そこに対しての告知や呼び込みは汗を流して地道にチラシを配ることなどで変わるかもしれませんし、SNSでの発信にとどまることなく試行錯誤して努めていただきたいです。私も所属して大変さは承知していますが、やはり彦根青年会議所の皆さんには頑張っていただきたいと思っています。【山田理事長】 ありがとうございます。是非持ち帰って検討したいと思います。 最後になりますが、これまでお話ししたテーマを我々彦根青年会議所が繋いでいく組織となるべく日々活動しておりますが、現在の現役会員数は30名を下回っており、来年は21名でのスタートとなります。会員拡大に向けての取り組み、ブランディングなど市長としての意見、青年会議所OBとしてのアドバイスなどあればお聞かせください。 【田島彦根市長】 現在商工会議所と掛け持ちのメンバーは何名おられますか。【山田理事長】 2名です。 【田島彦根市長】 私が現役の時にも掛け持ちしていたメンバーは私を含め2名でした。活動自体が好きだったので掛け持ちできたのですが、両立するのはなかなかしんどいところもありました。両者目指す方向は大きく違いはない中で彦根青年会議所ではなく商工会議所に在籍する理由を吸い上げてみると、意外な理由で青年会議所を敬遠している人もいるかもしれません。会費や、出席義務の多さなど今の青年会議所が当たり前としているけれど、世間からは異次元のように感じるといった課題があるかもしれません。時代が変わってメンバーの会員数が減少しているということは、どこかに原因があると思います。その原因をひとつひとつ見出していくことで、少しずつ足踏みしている会員候補の方々の問題点を解決していけると思います。今の時代は私たちの時代より可能性の幅が広がり、いろんなことに挑戦している方が多くおられ、青年会議所活動に興味を持たない方もおられると思います。しかし他の団体も同じ課題は抱えながらも一生懸命拡大活動をしておられます。しかしそういった他の団体との交流や、情報共有などしていくうちに、現在の在籍人数がベストの状態であるかもしれない。過去の事業を継続していくためには人数が必要かもしれませんが、視点を変えると発想の転換によりそこにこだわる必要がなくなるかもしれない。青年会議所では昔から市民を巻き込むとよく言いますがそうではなく、市民の皆様のお知恵を借り、一緒に汗をかくという姿勢で活動するのは今のメンバーなら難なく出来ると思いますし、かっこいいことをしようとしなくてもいいと思います。泥臭いことから這い上がっていくということも今の彦根青年会議所なら出来るような気がします。【山田理事長】 ありがとうございます。私もまだ卒業まで数年ありますので、尽力していきたいと思います。【田島彦根市長】 人口減少の傾向はありますが、どの町にも頑張っている若者は多くおられますし、ともに成長していく気持ちをもって、頑張ってください。応援しています。 【山田理事長】 本日はご多忙のところ貴重なお話しをお聞かせくださり誠にありがとうございました。彦根青年会議所と市政との連携について田島市長に直接伺うことが出来、大変参考になりました。今後の私たちの活動にも是非ご指導ご鞭撻をいただきたく思います。 事業・例会案内 12月度例会~つなげ!絆の輪~ 日時 12月6日(土)17:00~20:31(メンバー受付16:30) 場所 ビジネスホテルくらま2階 松の間 12月通常総会 日時 12月10日(水)19:00~20:38(メンバー受付18:30) 場所 サニープレイス彦根 今月も月報12月号をご覧いただきありがとうございます。これで本年度の月報配信は最後となります。今年一年を通して閲覧いただき本当にありがとうございます。 見ていただいた方々に少しでもまちの魅力や彦根青年会議所のことを知っていただける機会となれば幸いです。今後とも彦根青年会議所は地域から愛される組織として邁進していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 11月度(事業)例会~未来へつなごう!みんなのまち、城下町フェス~開催報告 前の記事