目次
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【はじめに】
彦根青年会議所は72年前「明るい豊かな社会の実現」に向け、彦根市を拠点に全国で52番目の青年会議所として設立されました。先輩諸兄姉が地域社会と深く関わり、青年会議所運動を継続した結果、現在の彦根青年会議所が存在します。社会情勢や技術の発展などにより私たちを取り巻く環境は急速に変化している中、まちの問題や課題も大きく変わっています。時代の流れが急激に変化しているからこそ、私たちはまちが抱える問題や課題と真摯に向き合い、地域の未来に対し明確な展望を示していく必要があります。そのためには、私たちが長きに渡りまちづくりに携わってきた組織としての規律を守りながらも時代に即した組織であり続けなければなりません。私は2020年に日本青年会議所近畿地区協議会の委員長として出向をさせていただき、近畿地区大会和歌山大会の開催に向けて活動を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、近畿地区大会和歌山大会の開催だけでなく2020年度近畿地区協議会の運動や活動が制限されてしまいました。しかし、この様な中でも歩みを止めず試行錯誤を凝らし、私たちに何が出来るのか、私たちにしか出来ないことを考えオンラインでの近畿地区大会の開催や不足している輸血用血液を確保するために献血推進事業を日本赤十字社近畿ブロック献血センターと協力し行いました。どの様な環境の中でも、歩みを止めず地域のために活動や運動を行っていく必要性を学ぶことが出来ました。メンバー全員が一丸となり、創意工夫をもって未来を切り拓き、私たちが地域への展望を示すことで新たな彦根青年会議所として歩みを進めることができると私は考えています。 彦根青年会議所は2023年に創立70周年を迎え、新たな運動指針を基に運動・活動を行っております。2025年度も「人」「まち」「経済」を「組織」が繋ぐという4つの柱を軸に、今一度私たちの在り方を見つめ、真摯に努力し続けることで、新たな時代を指し示す方向性を見出さなければなりません。 また、活動エリアである彦根市では、まちのシンボルでもある国宝・彦根城の世界遺産登録が目前に迫っています。活動エリアである「彦根市」「米原市」「多賀町」「甲良町」「豊郷町」「愛荘町」の全地域を盛り上げていくためにも、本年度は市民の世界遺産登録への意識を高めていく必要があります。そのためには、時代に即した新たな価値の創造が重要であり、必要不可欠です。「私たちは成長、進化し続ける」という想いを強くもち、地域の発展のため運動を展開し、未来への方向性を示すことで明るい豊かな社会の実現があると信じています。
【未来に繋げる会員拡大】
彦根青年会議所では2024年に様々な経験と素晴らしい活躍をされた多くの先輩がご卒業されました。そして、本年度は30名を下回ってのスタートとなり、会員の拡大がより一層重要になってきました。会員拡大に終わりはなく毎年課題として上がり、様々な取り組みがなされてきました。これまでの会員拡大への想いをつなぎ、これからも同志を増やしていかなければなりません。青年会議所では以前から「仕事と家庭とJC」の3つの環境におけるバランスが話題にされることが多々あります。青年会議所に入会し運動や活動に参加するということは「仕事やプライベート」「仕事と家庭」といった2つの世界を拡げ、地域のため誰かのために行動し、学びや経験を得て新たな自分を創造することです。仕事と家庭の両立だけでも大変な中、多少の無理をしながら自身の世界を押し拡げてさらに「JC」という枠を創り、運動や活動に積極的に参加し多くの学びや経験を得ることで会員の人生をより豊かなものにすると考えます。また、このひこねを明るい豊かな社会へと導くためには会員を増やしていくことが重要であるからこそ、彦根青年会議所全会員が取り組むべきこととしての意識を高め、一丸となって会員拡大を行います。
【未来に繋げる組織運営】
青年会議所で実施される会議や事業には様々なものがあります。例会、理事会、総会、そして事業、全てにおいて厳粛なルールや手法が存在します。それは時に堅苦しく感じることがあるかもしれませんが、身に付けることで多くの企業や団体で有効に活用できる、非常に価値が高く意味のあるものです。青年会議所が継承してきた手法への理解を深め、良い緊張感と格式を持った運営方法を学び、実践することで、時代の変化に対応する強い組織体制を構築して参ります。また、我々が運動や活動を通じて、地域に発信をし続けるためには、質の高い事業の構築と会議運営が必要であり、これらを効果的に実現するためには入念な事前準備が必須となります。 青年会議所がこれまで積み重ねてきた多くの有益な経験を活かしながら、新たな手法や着眼点を身に付けることも重要です。事業構築の手法と有用性についての理解を深めることと、各種会議で議論される企画に対し、厳粛かつ立案者に寄り添ったチェック体制へのアップデートを両立させ、互いに尊重し高め合う会議を行い、運動の効果を最大化する仕組み創りを行って参ります。また、技術の発展は勿論のこと新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新たな日常、ニューノーマルが常識となり、オンライン会議などのDX化やICT化が進みました。今後、私たちが想像もできなかった出来事が起き、様々な最先端テクノロジーが生まれ、活用されるなど、世界は目まぐるしいスピードで前へ前へと進んでいくでしょう。そのような環境の中で、彦根青年会議所に適したデジタルツールやテクノロジーを見極め活用し、組織運営の効率性や利便性を向上させることで時代に即した組織の発展を目指します。
【未来に繋げる組織ブランディング】
地域の方々に見守られながら先輩諸兄姉の志ある行動が歴史を積み重ね、共感と興奮が後進に繋がってきたからこそ今の我々があります。彦根青年会議所の運動や活動の効果を高めるためには、我々の存在や活動内容を効果的に発信し、地域の人々に認知していただくことが必要不可欠であり、広報活動は青年会議所運動の生命線であると考えます。計画的な広報活動と効果的なブランディングを実施することで青年会議所の活動や運動への共感を呼び、より多くの市民や関係諸団体を巻き込んだ大きな運動へと発展していきます。組織の広報を最大限発揮させるためには、従来の新聞、テレビ、ラジオ等のメディアへのアプローチだけでなく、ホームページやSNSを用いて効果的に実施していくことが何よりも重要です。その上で、ホームページやSNSの発信においては、発信内容や表現にそれぞれに応じた工夫を行い、単なる一方的な情報発信ではなく、情報を受け取る側が興味をもち、楽しみ共感できるような情報発信を行い、彦根青年会議所の魅力を伝播させ、組織の発展へと繋がるブランディングを目指します。
【未来に繋げる地域の創造】
彦根青年会議所の活動エリアである2市4町「彦根市」「米原市」「多賀町」「甲良町」「豊郷町」「愛荘町」には、その地域に根付く古き良き伝統、歴史、文化といった多くの地域資源があります。しかしながら、各名所の名前だけは知っているが、その地域資源の魅力を深くまでは知らない、または気付いていない方々が多く居るのが現状です。私は次代を担う若者達が中心となり地域の未来を創っていくことが重要であると考えます。この地域が今後益々発展し、笑顔溢れるまちにしていくためには、現存する地域資源の魅力を住み暮らす人びと、取り立てて若者を中心とした次世代に継承していかなくてはなりません。先人たちが創ってきたまちに、若者達の感性で彩を添えた未来こそが、次代に繋ぐ活気に満ちた理想の地域ではないでしょうか。それを実現するためには、まちに住み暮らす人びとが地域資源に触れる機会を創出し、その魅力を感じていただくだけでなく、歴史や文化を誇りに想う気持ちを醸成することで、住み暮らす地域への愛着を育み、自らのまちをより良くしていくという当事者意識を高め、持続可能な明るい豊かな「ひこね」の創造に繋げる必要があると考えます。地域を牽引する彦根青年会議所に求められることは、率先してまちの魅力を市民に伝播していくのはもちろんのこと、地域に住み暮らす全世代、とりわけ自由な発想を秘めた若者や子どもたちに地域の魅力を伝える事業を展開するとともに、運動を拡めるために諸セクターと手を取り合い、効果的な活動を展開して参ります。このまちの魅力は何なのか、そして、何を繋ぎ、何を未来に残していくべきなのかを改めて考え、時代や環境の変化に合ったより良いものへと進化させ、運動として、より大きな効果を生みだすことにより、「ひこね」の未来に希望と夢を抱けるまちの創造を目指します。
【結びに】
人は誰しも失敗を恐れます。しかし、その失敗を恐れ何もやらない事は楽ですが成長や自身の糧に繋がらないと考えます。また、失敗から多くの気づきを得られ次の挑戦へ繋げたプロセスが成功への本筋であるとともに、走り続けたことで得られる成功体験は何事にも変えられない自信に繋がります。1人の行動や突破から新しい景色が拓け、個性を活かし社会の課題を解決するために行動を起こし、変化を恐れず常に果敢に攻め大きな夢を皆で共有し、断固たる覚悟をして歩みを進める挑戦が、輝く地域を創造できると私は確信しています。
【事業方針】
1.未来に繋げる会員拡大
1.未来に繋げる組織運営
1.未来に繋げる組織ブランディング
1.未来に繋げる地域の創造
【事業計画】
1. 理事会
内 容:理事会の運営
時 期:1月~12月
対 象:メンバー
1. 1月度(新年交流)例会
内 容:2025年度の運動指針を共有し、行政や諸団体との交流を図る例会
時 期:1月
対 象:メンバー及び諸団体
1. 会員大会への参加
内 容:各種会員大会の設営
時 期:1月~11月
対 象:メンバー
1. ハンドブック作成
内 容:ハンドブック作成
時 期:2月
対 象:メンバー及び諸団体
1. 10月度(家族)例会
内 容:家族への感謝を表し、青年会議所活動への共感を促す例会
時 期:10月
対 象:メンバー及び家族
1. 12月度例会
内 容:卒業会員の功績を称えメンバーが互いに感謝の想いを伝える例会
時 期:12月
対 象:メンバー
1. 事業報告書及び会計報告書作成
内 容:事業報告書及び会計報告書作成
時 期:12月
対 象:メンバー

総務広報委員会方針 委員長 髙橋寛之
彦根青年会議所が地域からの付託に応え、伝統を受け継ぎ進化し続ける組織であり続けるためには、広い視野を持ち時代に柔軟に対応し、地域の魅力を市民目線で最大限に発信するとともに、メンバー一人ひとりが彦根青年会議所の一員であることに誇りをもち、地域の模範となる組織である必要があると考えます。 総務広報委員会では、個々の思考を共有しメンバーが足並みをそろえ堅実な組織体制を調えるとともに、新たなツールを用いて効果的な情報の受発信を行い、彦根青年会議所の想いを伝え、理解共感を得ることにより、メンバー一人ひとりが活気に満ち溢れ、地域で勢いよく輝き続ける組織を目指します。
【事業計画】
1. 総会
内 容:総会の運営
時 期:1月~12月
対 象:メンバー
1. 2025年度LOMスローガン承認及び掲出物作製
内 容:LOMスローガン掲出物の作製及び掲示
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.彦根青年会議所公式WEBサイト開設・運営及びSNS運営
内 容:公式WEBサイト開設・運営及びSNSの運営
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.月報配信
内 容:WEBメディアを活用した月1回の月報配信
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.褒賞申請
内 容:事業内容の検証及び情報の受発信
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.4月度例会
内 容:組織の魅力を発信する新しい広報を考える例会
時 期:4月
対 象:メンバー
1.6月度(総会)例会
内 容:総会の重要性を学ぶ例会
時 期:6月
対 象:メンバー
1.9月度例会
内 容:滋賀ブロック大会に参加し組織力を高める例会
時 期:9月
対 象:メンバー

地域未来構築委員会方針 委員長 米森 麗那
ひこねに夢や希望が溢れ、魅力あるまちにしていくためには、地域に根付く、歴史や文化を新たな視点で見つめ、未来を創っていく若者や子どもたちに愛郷心を育み、主体的かつ創造的な感覚を養う必要があると考えます。 地域未来構築委員会では、地域に住み暮らす人びとと自由な発想や感性を共有できる場を創出するとともに、地域資源の新たな魅力を幅広い層に伝播し、まちの人びとと手を取り合う運動を行うことにより、未来に繋がる輝くまちひこねを目指します。
【事業計画】
1. 2月度例会
内 容:地域資源の新たな魅力を考える例会
時 期:2月
対 象:メンバー及び市民
1.
5月度(事業)例会
内 容:写生大会に関する例会
時 期:5月
対 象:メンバー及び市民
1.11月度(事業)例会
内 容:地域資源を通した愛郷心を育む事業
時 期:11月
対 象:メンバー及び市民
財政規則特別委員会方針

財政規則特別委員会方針 委員長 北川真衣
彦根青年会議所が先輩諸兄の築き上げてきた歴史ある運動を継承していく中で、これまで以上に行政をはじめ、市民や関係諸団体からの信頼に応え、社会貢献に寄与する活動を続けるためには、透明性かつ公正さを保った財務運営と組織全体での法令順守、更には地域の未来を見据えた青年経済人としての成長の場を創出する必要があると考えます。 財政規則特別委員会では、公益社団法人格としての健全な運営と社会的責任を履行し、組織の財政基盤を適切に管理運営するため、事業会計の適正な審査・指導並びにコンプライアンスの徹底に努めるとともに、青年会議所として地域経済に更なる発展をもたらすべく青年経済人の育成に尽力することにより、彦根青年会議所が地域からの更なる付託に応えることのできる公益性かつ持続可能な組織づくりを目指します。
【事業計画】
1. 事業会計・法人会計収支
内 容:事業会計・法人会計収支の審査及び指導
時 期:1月~12月
対 象:各予算執行担当者
1. コンプライアンス
内 容:コンプライアンスの徹底及び定着
時 期:1月~12月
対 象:各予算執行担当者
1.7月度例会
内 容:経済を学ぶ例会
時 期:7月
対 象:メンバー
会員拡大特別委員会方針

会員拡大特別委員会方針 委員長 丸山 義樹
先人から受け継がれてきた熱き想いを胸に刻み伝統を継続していくためには、会員拡大を最重要課題と考え、会員数が激減している現状を受け入れ危機感を持ち、時代に合わせた方法により多くの仲間を迎え入れることでSustainableな組織を目指す必要があると考えます。 会員拡大特別委員会では、組織全体が会員拡大へ向け率先して行動する力を身に付け、メンバー全員で新たな同士を10名拡大するとともに、新たな価値を生み出す交流を深め仲間として強い絆を育むことにより、彦根青年会議所の未来を紡ぐ人力に満ちた仲間の拡充を目指します。
【事業計画】
1. 会員拡大
内 容:会員拡大の推進
時 期:1月~12月
対 象:メンバー
1. 3月度例会
内 容:会員拡大の方法を学ぶ例会
時 期:3月
対 象:メンバー
1.8月度例会
内 容:新たな同士と交流を深める例会
時 期:8月
対 象:メンバー