運動方針

目次

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第70代理事長 橋本 一幾

【はじめに】
 私たちの先輩諸兄は第二次世界大戦後、焼け野原となった苦難に満ちた時代に「新日本の再建は私たち、青年の仕事である」と志を掲げこの日本にJCが設立されました。後に全国各地にJCが誕生し、先輩諸兄の絶え間ない努力もあり、日本は高度成長期を迎え、我々の暮らしを大きく豊かにしてくださいました。しかし近年、日本のみならず世界中を震撼させている未曾有の疫病、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより先行き不透明な混沌とした社会情勢が続き、収束の見えない状況が続いています。私たちの生活に甚大な影響を与えているこの状況下であっても、青年経済人である私たちは決して歩みを止めることなく、創始の想いを持って乗り越えていかなければなりません。
 私は2016年に一会員として入会しました。「やるからには全力でする」「JCは地域の課題に対して真摯に向き合い、地域に対して意識の変革をしていく組織だ」と様々な先輩や仲間が私に教えてくれました。その一つひとつの言葉や出会いが私をJC活動へと誘ってくれました。私自身もJCに所属して前向きに意識が変わった一人であり、仲間や地域の未来を想う心を7年間の様々な運動・活動を通して学び、成長させて頂きました。
どんなに時代が目まぐるしく変化しても私たちの「ひこね愛」は変わりません。そして多種多様な価値観や魅力を持つかけがえのない仲間と共に力を合わせ、より良いひこねを創りあげていくことが私たちの使命です。さらに、暗い社会情勢や様々な制限がある時代のなかであっても、私たちは地域に対して明るいビジョンを示していくことで希望が溢れる力強い、ひこねを創造します。

【時代の流れに柔軟に対応できる組織運営】
 彦根青年会議所が産声を上げてから69年の歴史が経過しました。一言で69年と言ってもその歴史は非常に重く、私たちが計り知れないほどのドラマが幾度となく繰り広げられてきたことと思います。私たちはその長い歴史で培われてきた Tradition を今後も受け継いでいかなければなりません。しかしながら時代は変化し、私たちの暮らしを大きく変化させています。時代に即していないものは、なぜ時代に即していないのか、どうすれば実情に見合った形になるのか、更には時代のその先を行く方法はなにか、などをメンバーで考えていかなければなりません。
今後もより一層地域からの信頼と付託に応えるためにも組織の在り方や規律を今一度見直し、より効果効率的な組織運営を構築しましょう。また多くのメンバーが積極的に参画したくなるような、組織を構築していきましょう。
また近年では様々なツールで情報が飛び交っています。近年流行していた情報ツールが今後も私たちの活動に効果的であるとは断言できません。だからこそ私たちは常に新しい情報を取り入れ、本当に必要で効果的な情報ツールかをしっかり検証していくべきです。より効果的な情報ツールで地域の方に、我々の運動や活動を正確で迅速に情報発信することで、私たちのファンを多く獲得する機会になるでしょう。多くの方に青年会議所の魅力を伝え、理解を得ることができれば、私たちと共に活動する仲間も自然と増え、組織に勢いが増し、青年会議所がこの地域になくてはならない唯一無二の組織に飛躍するでしょう。

【個々の力が結束した組織体制】
 青年会議所は(奉仕・修練・友情)の三信条を根幹として活動をしている組織です。明るい豊かな社会の実現に向けて、地域に奉仕する組織。自らの意志によって自身の能力やスキルアップのために、修練を積む組織。そして奉仕と修練を繰り返し互いに切磋琢磨し支え合い協力することで生まれる、かけがえのない友情。この友情は組織の輪をより強固なものとするために必要不可欠です。叱咤激励と称して個人に罵詈雑言を浴びせるようなことをしても組織の力は向上しません。以前は100名以上のメンバーが在籍し、私が入会した当時も70名近くのメンバーが在籍していましたが、今の私たちは30名余りのメンバーで活動をしています。限られたメンバーで活動する今だからこそ、必要なのは強大なチーム力であり、青年会議所活動以外でも個人として話ができるくらいに会員相互が強い絆で結ばれ、また組織として魅力溢れる団体へと進化し続けなければなりません。まずは全ての会員に青年会議所の意義や魅力を広く伝播し、青年会議所運動への積極的な参画を促し、意識を共有することで組織力をより強固なものにしていきましょう。そして同じ苦労を分かち合い、自身のスキルを磨き、人間力を向上させることで、より質の高い JAYCEE に成長できると考えます。このサイクルを創り出すことが私たちの目指すべき組織体であり、勇猛果敢にチャレンジできる組織を構築することで、更に地域の方に信頼され魅力的な組織だと感じてもらえると考えております。また青年会議所の魅力が拡大対象者に繋がることで、新たな仲間が増えより強固な組織と成ります。私たちは今後も地域のリーダーとして活動していくためにも、メンバー一人ひとりが責任と自覚をもって行動し、並大抵のことでは揺るがない強固な輪で確立された組織を共に目指しましょう。

【住み続けられる未来の創造】
 私たちの暮らすまち「ひこね」には、市民に愛されてきた歴史遺産、このまちに昔から根付く伝統と文化、そして滋賀県民が大切にしている広大な琵琶湖など、たくさんの地域資源があり、それを最大限に活用し私たちはまちづくりに邁進してきました。しかし2020年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大が私たちの活動にも多大な影響を及ぼし、数多くの事業が実施できなくなりました。先が見えない、暗い気持ちが漂う今だからこそ、地域を明るく照らすまちづくりが必要です。家族や友人と楽しく参加し、笑顔いっぱいで帰ってもらえる、そんな地域の活力となる事業を行いたいと考えています。私たちの目指すまちづくりとは、この地域に住む人びとがこのまちを本気で愛し、このまちに住み続けたいと思えることだと私は思います。次代を担う子供たちが、このまちに「ずっと住みたい」「このまちに帰ってきたい」と改めて思えるような郷土愛を醸成することが大切です。まずは私たちが地域の核となり、青年会議所の使命でもある明るい豊かな社会の実現に向けて、積極果敢にこのまちの未来のために提案し、行動していかなければなりません。そしてより多くの魅力を発見し、この地域に対する想いを更に深め、地域の方々を巻き込んだ運動を展開することが、このまちの明るい未来の創出に繋がると考えます。そのためにも私たちは常日頃からアンテナを張り巡らせ、関係諸団体や関係諸セクターと密に連携をとるとともに、古くから愛されてきた地域資源やまだ発見できていない新しい地域資源を探求し続けなければなりません。私たちのまちひこねには、まだ隠れた地域資源(ひこねオリジナル)が無数に存在すると考えます。そしてこれらは地域の宝であり、この地域だからこそ生み出すことができた魅力を私たちが新たなひこねオリジナルとして発信し、活気と魅力に満ち溢れたまちへと発展させましょう。

【創立70周年を迎えるにあたり】
 1953年戦後間もない頃、同じ志を持った若き青年たちが集い、明るい豊かな社会の実現に向け、そしてこの地域の更なる進運に向け、彦根青年会議所が設立されました。
彦根青年会議所は本年で創立70周年を迎えます。多くの事業が先輩諸氏の多大なるご尽力により行われてまいりました。そこで培われてきた経験は今を生きる現役世代にも脈々と受け継がれています。そしてこの受け継がれている彦根青年会議所の運動を次の世代へしっかりと託していく必要があります。そのためには周年という機会を充分に活かし、過去と向き合い、10年後の未来を見据えたビジョンを策定する必要があります。そしてより一層の輝きを放てるものとするため、本年は創立70周年に関する事業を構築し、70年間の歴史を改めてひも解く機会を創出するとともに、80周年へ向けた礎となる年といたします。また、70周年は、過去に連携協働を図った関係諸団体や関係諸セクターとより一層の信頼関係を築き、彦根青年会議所最大の運動発信の場とすべく事業を構築してまいります。より地域社会へインパクトを与えられる絶好の機会と捉え、改めて彦根青年会議所の存在意義を地域へ発信いたします。

【未来につなげる会員拡大】
 奉仕活動を通して様々な学びを得られることから、青年会議所は学び舎と呼ばれます。そしてメンバー自身が自己研鑽を積み重ね、己を律し、積極果敢に行動するJAYCEE として成長することで生まれる友情があります。彦根青年会議所では、あらゆる垣根を超えた固い友情が育まれてきました。しかし、この素晴らしき友情を次世代に紡いでいくためには会員拡大が急務となります。なぜなら彦根青年会議所は2024年に多くのメンバーが卒業を迎えてしまうからです。組織の永続的発展のためにも、今一度全メンバーが拡大の重要性を再認識する必要があります。そして、会員数の増加は、地域に対する私たちの運動・活動の影響力を増幅させ、地域の未来への可能性を拡げることに繋がります。また、新たな仲間は、会員や組織に新たな価値観や刺激をもたらし、組織の活性化にも繋がります。2023年度は会員一人ひとりが会員拡大を最重要課題と捉え、情熱と気概を持ち、組織が一丸となって拡大を進めることで、必ずや15名の会員拡大を達成いたします。

【結びに】
 青年会議所は20歳から40歳までの人員で構成されています。その限られた時間があるからこそ、青年会議所活動を本気で取り組んでほしい。私はやらない後悔よりもやりきって失敗する方が余程かっこいいと考えています。やり切った先に必ず芽生える一生涯の友情と青年会議所活動でしか感じることのできない達成感をぜひ体感してください。そんなメンバーが一人でも多く増えることが、このまちをより魅力的なまちに構築することに繋がります。
 そして志を同じくする仲間がより強い絆で結ばれ共に成長することが出来れば「明るい豊かな社会」を実現するための原動力になれると確信しています。まずはメンバーが笑顔で仲間と共に夢を語り、真剣にJC運動・活動に取り組み、失敗を恐れることなく明るい未来を追い求め、私たちにしかできない運動を展開していきましょう。

【事業計画】
1.理事会
内 容:理事会の運営
時 期:1月~12月
対 象:メンバー
1.会員拡大
内 容:会員拡大活動の推進
時 期:1月~12月
対 象:メンバー
1.1月度例会(新年交流例会)
内 容:2023年度の運動指針を共有し、行政や諸団体との交流を図る例会
時 期:1月
対 象:メンバー及び諸団体
1.ハンドブック作成
内 容:ハンドブック作成
時 期:2月
対 象:メンバー及び諸団体
1.10月度例会(家族例会)
内 容:家族への感謝を表し、青年会議所活動への共感を促す例会
時 期:10月
対 象:メンバー及び家族
1.事業報告書及び会計報告書作成
内 容:事業報告書及び会計報告書作成
時 期:12月
対 象:メンバー

総務広報委員会方針

総務広報委員長 澤田 晃仁

 彦根青年会議所が地域からの信頼と付託に応え、活気に満ちた組織として運動を展開していくためには、伝統を受け継ぎつつ時代の流れに柔軟に対応出来る組織運営を行い、メンバー一人ひとりが我々の運動に自信と誇りを持ち、帰属意識をもって活動に邁進出来る組織を構築する必要があると考えます。
 総務広報委員会では、組織の在り方を今一度見直し、より効果効率的な組織運営を目指す中でメンバーが自らの役割と責任を理解し活動に取り組む環境を整えるとともに、様々な情報ツールの中から効果的なツールを用いて、地域の方々に我々の組織の魅力を伝え、理解共感を得ることにより、志の高い仲間が集い、永続的に魅力溢れる運動を展開出来る組織づくりを目指します。

【事業計画】
1.会員拡大
内 容:仲間の輪を拡げる活動
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.総会
内 容:総会の運営
時 期:1~12月
対 象:メンバー
1.2023年度LOMスローガン承認及び掲出物作製
内 容:LOMスローガン掲出物の作製及び掲示
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.彦根青年会議所公式WEBサイト開設・運営及びSNS運営
内 容:公式WEBサイト開設・運営及びSNSの運営
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.月報配信
内 容:WEBメディアを活用した月1回の月報配信
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.褒章申請
内 容:事業内容の検証及び情報の受発信
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.3月度例会
内 容:組織の魅力を伝える手法を学ぶ例会
時 期:3月
対 象:メンバー
1.8月度例会
内 容:組織の在り方について考える例会
時 期:8月
対 象:メンバー  

組織の輪確立委員会方針

組織の輪確立委員長 丸山 義樹

 彦根青年会議所が地域のリーダーとして積極果敢に活動を展開し続けるためには、メンバー一人ひとりが確固たる信念をもち、高い志で切磋琢磨するとともに、心躍る時間を共有する中で、互いを尊重し強い信頼関係で結ばれたかけがえのない友情を育む必要があると考えます。
 組織の輪確立委員会では、会員拡大へ意識向上を図り、メンバーが相互研鑽を通して資質の向上を行うとともに、不撓不屈の精神で団結し目標に向かい、活動を通して本音で語りあえる機会を創出し、互いへの感謝や想いやりをもつことにより、生涯の宝となる仲間と強い絆で結ばれた組織づくりを目指します。

【事業計画】
1.会員拡大
内 容:仲間の輪を拡げる活動
時 期:1月~12月
対 象:メンバー及び市民
1.会員大会への参加
内 容:各種会員大会の設営
時 期:1月~11月
対 象:メンバー
1.会員研修
内 容:メンバーの人間力の向上を促す研修
時 期:2月
対 象:メンバー
1.5月度例会
内 容:メンバーが絆を深め一致団結する例会
時 期:5月
対 象:メンバー
1.9月度例会
内 容:滋賀ブロック大会に参加し活動の理解を深める例会
時 期:9月
対 象:メンバー
1.12月度例会
内 容:卒業会員に敬意を表し、メンバーに感謝の気持ちを伝える例会
時 期:12月
対 象:メンバー

地域共創委員会方針

地域共創委員長 西村 直人

 このまちに住み暮らす人びとが、より活気に溢れた明るいまちの未来を創出していくためには、ひこねの魅力ある地域資源とのふれあいを通じて、地域への関心や誇りを高め、愛郷心を育む必要があると考えます。
 地域共創委員会では、ひこねの地域資源を探求し、ここにしかない素晴らしい魅力を再認識するとともに、関係諸団体や多くの人びとを巻き込み次代を見据えた活動を展開する中で、志の高い仲間とひこねオリジナルを伝播することにより、 活気と魅力に満ち溢れたまちの共創を目指します。

【事業計画】
1.会員拡大
内 容:仲間の輪を拡げる活動
時 期:1月~12月
対 象:メンバー
1.2月度例会
内 容:ひこねオリジナルを探求する例会
時 期:2月
対 象:メンバー
1.写生大会
内 容:ひこねオリジナルを体感する事業
時 期:5月
対 象:メンバー及び市民
1.11月度(事業例会)
内 容:ひこねオリジナルを伝播する例会
時 期:11月
対 象:メンバー及び市民

70周年実行特別委員会方針

70周年実行特別委員長 澤井 雄一

 第二次世界大戦終戦後の1953年、英知と勇気と情熱をもった青年が集い、より健全なる郷土の発展を期して彦根青年会議所は設立され、これまで先輩諸氏の活発な活動により地域の発展に寄与されてきました。本年は彦根青年会議所が誕生して以来70年目を迎える節目の年となり、私たちがこれからもこの地域で活動していく上で、この先の未来を切り拓く必要があると考えます。
 70周年実行特別委員会では、切磋琢磨しながら積み重ねてこられた先輩諸氏の精神やプライドを再認識するとともに、創立70年を迎えたことに感謝を表す中で彦根青年会議所の存在意義を見つめ直し、過去から現代、そして未来へと、挑戦し続けることにより、唯一無二のひこねへの新たな一歩を踏み出します。

【事業計画】
1.創立70周年に関する諸事業の開催
内 容:創立70周年に関する諸事業の開催
対 象:メンバー、OB及び市民他
時 期:1月~12月
1.4月度例会
内 容:創立70周年に関する諸事業に向けた意識高揚及び彦根青年会議所運動指針提案
時 期:4月
対 象:メンバー
1.彦根青年会議所創立70周年記念誌の作成
時 期:7月
内 容:彦根青年会議所創立70周年誌の作成及び配布
1.7月度例会
内 容:創立70周年に関する諸事業に向けた意識高揚のための例会
時 期:7月
対 象:メンバー

財政規則特別委員会方針

財政規則特別委員長 藤井 肇

 70年に及ぶ彦根青年会議所の歴史の中で、先輩諸氏の歩みにより行政をはじめ、市民や諸団体と信頼関係を築いて来られました。私たちはこの名誉ある歴史を守り受け継ぐ中で、公益社団法人として地域からのより強い信頼を得るため、厳格かつ的確な財務運営と組織全体での法令遵守を行う必要があると考えます。
 財政規則特別委員会では、組織運営の要である事業会計をしっかりと把握し、適正な審査・指導を行うとともに、コンプライアンスへの意識付けを徹底することにより、地域からの信頼に応え、青年会議所活動が健全かつ円滑に遂行できるように取り組んで参ります。

【事業計画】
1.事業会計・法人会計収支
内 容:事業会計・法人会計収支の審査及び指導
時 期:1月~12月
対 象:各予算執行担当者
1.コンプライアンス
内 容:コンプライアンスの徹底
時 期:1月~12月
対 象:各予算執行担当者
1.6月度例会
内 容:コンプライアンスを学ぶ例会
時 期:6月
対 象:メンバー

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