彦根青年会議所の歴史と活動

彦根青年会議所の歴史

 彦根青年会議所は、第二次世界大戦により打ちひしがれた日本経済が再建の軌道に乗りつつあった1953年に発起人会が行われ、翌年1954年1月に日本青年会議所より入会が承認され日本で52番目に設立されました。その後、全国で787(現在684)の青年会議所が作られたことからも、いかに彦根青年会議所の先輩方が先進的で熱き想いと高い志を持ち行動されていたのかということが感じられます。
 本年度で創立70周年を迎える彦根青年会議所の長い歴史の中で、現在も地域の方々に親しまれている事業を生み出し、ここで住み暮らす人びとの郷土愛を育んできました。

彦根青年会議所が生んだ様々な事業

彦根城写生大会
彦根城の写生大会は、彦根青年会議所創立15周年記念事業として1968年5月26日に第1回が開催されました。55年続く継続事業は、日本の青年会議所の事業の中で最長記録を更新し続けています。
この日は一年に一度だけ、彦根城一帯が市民に開放され、思い思いの絵を描くことが出来るイベントとして人気を集めており、現在も毎年数100名の方が市内外から参加される人気事業です。

カロム日本選手権大会
その由来は謎に包まれていますが、なぜか彦根や長浜を中心とする地域にだけ残っているカロムというボードゲーム。彦根青年会議所が1988年に「カロム日本選手権大会」と銘打ち第一回大会を開催しました。現在では地元の方だけでなく、東京からチームで参加されるなど、市外からも多数参加され大変盛り上がる事業です。※直近は新型コロナウィルス感染症の影響などにより開催されていません。

彦根シティマラソン
市民マラソンブームが巻き起こるはるか前に「スポーツを切り口として、彦根のシティアイデンティティの確立を目指そう」と1987年に第一回彦根シティマラソンが開催されました。第1回大会の参加者は彦根市民に限定されましたが、2回大会以降は市外の方も参加できるようになりました。国宝彦根城の景色を身体で感じとりながら走れるコースが設定されたことで人気となり、現在でも毎年2,000人以上の方が参加するスポーツ事業になっています。

彦根かるた
小学生のころ一度は遊んだことがあるであろう「彦根かるた」も彦根青年会議所が立ち上げました。1984年に第一回「彦根かるた」かるたとり大会が開催され、現在も中日新聞社様に引き継がれています。遊びの中で、楽しみながら郷土愛を育むことが出来るゲームです。

今年度の活動

青年会議所は単年度活動を基本としているため、彦根城写生大会のように長く続く事業以外にも毎年様々な事業を行っています。
昨年は、「チョークアート教室」や「地域の魅力を発見する小学生対象のバスツアー」を開催しました。今年度も彦根城写生大会を開催するほか、彦根青年会議所創立70周年を記念して特別な事業も計画しておりますので、彦根青年会議所のSNS(Facebook、Instagram、Twitter、TikTok)をフォローして、私たちから発信した情報を見逃さないようにしていただけると嬉しいです。

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