7月度例会~One for All 組織力を高め未来につなげよう~開催報告

2024年7月9日(火)19時より、公益社団法人彦根青年会議所7月度例会~One  for  All 組織力を高め未来につなげよう~を開催させていただきました。
清水委員長の力強い開会宣言とともに例会のスタートです。

第71代澤井理事長の点鐘、国歌斉唱、JCソング斉唱。
JCIクリード唱和、JCIミッション並びにJCIビジョン唱和、JC宣言文朗読並びに綱領、LOMスローガン唱和。

続いて理事長挨拶をいただきました。
本日の例会は組織力の向上を目的とした例会であり、私たちの生活の中の最も小さな組織は家庭や家族であるため、理事長のご家族のお話も交えながら、本例会に向けて今日まで準備をしてきた結果を存分に発揮してほしいという激励のお言葉をいただきました。

そして本日は委員会タイムの開始に先立ち、滋賀ブロック協議会の皆様が9月7日に開催されます、第54回滋賀ブロック大会東近江大会のPRにお越しいただきました。
東近江地域の伝統文化である江州音頭の踊りとともにご入場いただき、滋賀ブロック協議会ブロック大会運営委員会加藤委員長より、本年度のブロック大会に懸ける想いや彦根の全メンバーで是非参加していただきたいとお話いただきました。
9月7日は東近江の地で、彦根JCメンバーも一丸となり、第54回滋賀ブロック大会東近江大会を盛り上げたいと思います!

それではいよいよ委員会タイムのスタートです。
担当させていただきました清水委員長より開催趣旨をご説明いただきました。
本例会は、彦根青年会議所が今後も活気と魅力に満ち溢れた運動や活動を展開していくために必要な要因の一つとして、個々の当事者意識を高め、組織の結束力をより強固なものにする必要があると考え、日本青年会議所の賛助企業であり、各地ブロック協議会、各所青年会議所にてご講演をされてきた実績のあるアチーブメント株式会社の宮田翼様に組織力の向上についてのご講演をいただき、お話を聴くなかでメンバー全員の個々の意識向上や組織の力を向上するためのヒントを学んでいただきたく開催させていただきました。

それでは講師のご紹介です。日本青年会議所賛助企業であり、経営者の方々の目標達成の支援や中小企業における理念経営のコンサルティングサポートを行っておられますアチーブメント株式会社様は全国各地の各地ブロック協議会や各所青年会議所、また一般企業に向けても人財育成や理念共感をテーマとした多数のご講演を行っておられます。そのなかでも、近畿・中国地方の各青年会議所を中心にご講演をされておられますアチーブメント株式会社大阪支社リーダー宮田翼様にお越しいただき本日は組織力向上をテーマにご講演いただきました。

第1部は「だれのためにJC?」というテーマのもとご講演いただきました。
まず始めに幼稚園の入試問題でも出題される頭の柔軟性を図る問題を解いてみました。9つの点をどれか1点から出発して一筆書きの要領で4本の直線で全ての点を通るようにしなさいという問題です。

一見簡単そうに見える問題ですが、幼稚園児は解けるのに大人はなかなか解けない問題なんだそう。実際彦根JCメンバーでも問題を解けたのはなんと一人だけ!
これは思考の枠組みといって、大人になればなるほど今までの経験や知識から枠からはみでるといった概念がなくなり自分にとっての当り前という思い込みから抜け出せなくなるといった心理です。

これは実生活でも言えることで、私たちは無意識のうちに可能や安全、過去の成功にとらわれ、狭い視野で物事を見ていたんだと気づかされました。
今までと同じことをしているだけでは何のチャレンジにもならない、みんながやらないから自分もやらないではいけないとお話いただき、また不可能を可能性に変える、危険を冒険に変える、失敗を学びに変えるという言葉に大変驚きを覚えたとともに個々の意識の向上が組織力の向上に繋がるということを教えていただきました。
JCには「明るい豊かな社会の実現」という大きな理念がありますが、理念浸透に必要な3つのステップとして、明文化・言語化×共感化×仕組化が必要だというお話のなかで、共感がないまま仕組みやルールを整えても主体性は生まれないとお話していただき、JCは例会セレモニーなど何かの度に毎回必ず理念を落とし込んでいる素晴らしい団体だとおっしゃっていただきました。たしかに最初はよくわからずハンドブックを見たりしながらついていくのに必死でしたが、JCIクリード・ミッション・ビジョン・綱領と今では自然と言葉が出てきたり、みんなで口に出し言うことで内容を理解し理念を浸透させていることができているんだと改めて感じました。

続いて第2部では「組織力向上」をテーマにお話いただきました。
目標達成のためにはまず組織の理念(組織の存在理由)という土台のもと組織ビジョン(目指す理想の姿)が目的としてあり、その目的のために目標の設定→計画化→日々の実践が必要だということをビラミッドの図形のもとご説明いただきました。
理念がありそれを実行や実践に移す、そのために目標を立て計画するというJCとはまさにその積み重ねであり、議案書にしてもその全てが詰まっているなと頷くことばかりでした。繁栄している団体というのはその一貫性を通していることが大きく関わっているとお話いただきました。
また、このピラミッドは個人の理念にも全く同じことが言えるため、自己実現(自身の成長)が組織の発展に繋がっていることと、組織の発展が自身の自己実現にとって必要不可欠であることが“Win  Win”の関係であることが組織力の向上には必要だというお話もしていただきました。

質疑応答タイムではメンバーから沢山の質疑が飛び交い、今後のJC活動や自身の仕事に対してなど沢山のヒントをいただくことができました。
講演後にはメンバー全員が大きな輪となり、一人ひとりが今後の目標や展望を発表させていただきました。

最後に本例会を担当させていただきました藤井副理事長より謝辞を述べさせていただました。

まだまだお話を聴いていたいくらい内容の濃いお話ばかりで、大変学びの多いご講演をお聴きすることができ、とても有意義な時間となりました。
最後に監事総評をいただき、清水委員長の閉会宣言のもと本例会を終了させていただきました。

本日のご講演では組織力の向上についての貴重なお話を沢山お聴きすることができました。だれのためにJCをやっているのか、自分のため、会社のため、それぞれの考え方があると思いますが、20歳から40歳という限りある時間のなかでかけがえのない仲間たちと活動することができるJCという存在意義を改めて認識できた時間となり、自身の成長が組織の発展に繋がるそんな組織を目指して今後も活動してまいりたいと思います。
貴重なご講演をいただきましたアチーブメント株式会社宮田様、本日は誠にありがとうございました。

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