月報11月号

目次

連載記事  ・「新風」となれ!!~巻き起こせ、ひこねのまちに~
       2024年度卒業会員紹介

連載記事  ・今に繋がるひこねのバトン
       第69代理事長 横津 優騎 歴代理事長にインタビュー

連載記事  ・ぶらりひこね散歩
       今月のお出かけ先 “自然派古民家 宮田町カフェ”さん

ひこね瓦版 
事業・例会案内 
編集後記~委員長のつぶやき~

「新風」となれ!!
~巻き起こせ、ひこねのまちに~

このコーナーでは彦根青年会議所で活躍するメンバーがどのような活動を行っているのか、各委員会や執行部、出向者情報などをご紹介します。
11月号では本年度、彦根青年会議所からご卒業されます8名の卒業会員の皆様をご紹介させていただきます。

2024年度卒業会員紹介

北村 忠征(きたむら ただゆき)
平成25年4月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
本年度、滋賀ブロック協議会会長として活動させていただいたことです。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
人脈や学び、日常では得られない貴重な経験が出来たことです。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
JC活動のなかで得た学びや人脈、経験を活かし自身が想い描く人生へ邁進してまいります。

澤井 雄一(さわい ゆういち)
平成30年1月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
今までは自分が担当した例会や、その年が1番だと思っていましたが、本年度がそれを上回ったと思っています。どの例会も1番です。全て思い出に残っています。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
まずは、繋がりです。JCに入会してから彦根市内の方だけでなく、滋賀県内、近畿圏内、日本と多くのいろんな方と繋がりが出来ました。そして考え方が変わりました。入会した当初は、地域のため、ひこねのため、そんな風に思って活動はしていませんでしたが、今は私たちの運動でひこねが少しでもよくなったと自信を持って言えますし、素晴らしい団体だと思っています。こんな僕でも地域のことを考えられるようになったことです。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
繋がりを活用して、地域のために何か出来ないか、JCで培ったスキルを活かせられることをしたいです。

杉 康輔(すぎ こうすけ)
令和2年3月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
2020年度の例会で伊吹山に登ったことです。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
同じ方向を向いた仲間が出来ました。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
地域のことを第一に考えたいです。

飛松 龍(とびまつ りゅう)
平成30年1月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
2021年度専務として、地区大会開催やLOMの運動と充実した1年が想い出に残っています。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
自身の成長と生涯の仲間が出来たことです。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
家族との時間を大切にしたいと思います。

中西 雄也(なかにし ゆうや)
平成29年9月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
2019年、委員長のときにカロム大会をメンバーや先輩方の協力で開催出来たことです。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
多くの繋がりが出来たことです。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
JCで学んだことを仕事や地域活動で活かしたいです。

橋本 一幾(はしもと かずき)
平成28年4月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
委員長をさせていただいた1年です。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
沢山の仲間が出来たことと、自身の成長に繋がったことです。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
空いた時間で何か他のことをしていきたいですが、来年も残るので再来年はそうしていきたいです。

福原 悠平(ふくはら ゆうへい)
平成23年7月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
広報委員長時代に、WEBサイトの更新作業を大晦日の夜中に1人でやっていたら、当時室長だった殿村先輩と専務だった西野先輩が差し入れを持ってきてくれたことです。本当に嬉しかった。
②JCをしていて良かったことを教えてください。
人前で話すことに慣れたこと。書類や文章を理論立てて作成すること。特に後者は社業で色々な助成金の申請に役立っていると思います。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
ラスト数年すっかりスリープ会員になってしまいました。引き続き、家庭と社業のバランスを上手く取りながら仕事を頑張りたいと思います。

村上 元気(むらかみ もとき)
平成18年8月入会
①これまでのJC活動のなかで一番思い出に残っていることはなんですか?
写生大会
②JCをしていて良かったことを教えてください。
色々な他業種の方々との交流があったことです。
③JCをご卒業されてからの今後の展望を教えてください。
色々なことを出来ることからコツコツとしていきたいと思っています。

ご卒業おめでとうございます!!

今に繋がるひこねのバトン

このコーナーでは、創立71年目を迎える彦根青年会議所をこれまで築き上げてこられた先輩方や現役メンバーにお話しを伺い記事にさせていただきます。60周年から70周年までのこの10年を様々な想いで駆け抜けてこられた歴代理事長に取材にいきたいと思います。11月号では、第69代理事長 横津 優騎 君にインタビューにいってきました。また、横津君が理事長の年の専務理事であります西川 隼世君にも同席していただき、あの頃の懐かしいお話や一年間の思い出話など沢山のお話を聞かせていただきました。

委員長 横津君、西川君本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。JCが掲げる「奉仕・修練・友情」の三信条のもと、理事長として駆け抜けた2022年度を振り返って色々なお話聞かせてください。まず、横津君は何歳でJCに入会され、何歳で理事長をされたのですか?

横津君 私は2014年に29歳で彦根JCに入会し、37歳で理事長を経験させていただきました。

委員長 横津君とは1年違いの入会ということと年齢が近いこともあり入会当時からとても仲良くしていただいているメンバーの一人です。また、家族思いで男気のあるそんな人柄の横津君だからこそ、JCメンバーにも常に寄り添い困ったときにはさりげなく声をかけてくれる、そんな姿にいつも助けていただきました。
では、理事長をされた1年で一番思い出に残っていることを教えてください。

第69代理事長 横津 優騎 君

横津君 2022年度はこれまでにない新たなことに挑戦した年でした。そのなかでもYEG(商工会青年部)さんと協力し、彦根城世界遺産登録に向けて共同で事業を行ったことはとても記憶に残っています。彦根商工会議所さんから彦根城世界遺産登録に向けて若い力で盛り上げてほしいというお話をいただき、どうせやるならスケールの大きいことをしたいとこれまであまり関ることのなかったYEGさんと共同で事業をさせていただくことになりました。そのため、合同の委員会を立ち上げ幾度も会議を重ね、沢山の案を出し合いました。そして7月には“ひこねショートムービーコンテスト”、8月には“井伊の領地でひこねはーん”という専用アプリを作成し行ったモバイルスタンプラリーや“彦根城世界遺産作文コンクール”、その集大成として9月には彦根城金亀公園にて「彦根城世界遺産フェスタ2022」と題した、地域の皆様に彦根城の魅力を今まで以上に知っていただけるような大規模フェスタを計画させていただきました。しかしフェスタ当日は、大型台風の影響でギリギリまで開催が危ぶまれ、前日まで開催を試みましたが残念ながら急遽中止という判断を下すことになってしまいました。これまで半年以上の時間を費やし準備を進めてきましたので苦渋の決断ではありましたが、せっかくのプロジェクトをここで終わらすわけにはいきません。時間のないなか一から計画を練り直し11月に毎年行われるゑびす講にて参加者にランタンを作成していただき、そのランタンを持って夜の彦根城にて夜間登城を行っていただくという“ランタンナイト”というイベントを開催させていただきました。当日は想像以上の人数の方々にご参加いただき、ランタン作りは大盛況でしたし、ライトアップされた玄宮園など手作りランタンを持って夜の彦根城にお越しいただいた皆様からも大変好評で嬉しいお声を沢山いただけました。9月のフェスタは中止となってしまいましたが、短い期間でここまでの事業を計画出来たのもYEGさんとの協力があってのことだと改めて感じましたし、この年はYEGの会長とともに商工会の総会などにも参加させていただいたり、YEGのメンバーとは常に顔を合わせた1年でしたので皆さんともとても仲良くさせていただきました。この年をきっかけに新たな協力関係が築けましたし本当に貴重な経験をさせていただいたと今でも感謝しています。
また、LOMでもこの年は今までの組織体に囚われずこれからの未来を見据えた新しい彦根JCとしての組織を目指し、新たな取り組みや斬新な事業など沢山のことに挑戦した年となりました。まだコロナの影響が残るなか予定していた事業は全て計画通りに出来ましたし、翌年に控えた周年事業の準備もあり本当に忙しい1年でしたが、委員長連やメンバーの皆さんには担いの多いなか頑張っていただきました。私は委員長には自分の得意なことより苦手な部分を伸ばしていただきたいという想いを強く持っていましたので、各委員長の性格や得意分野とは真逆の委員長をお願いしたため苦労も多々あったと思います。この年の執行部にも経験者は一人も選任しなかったため大変だった分それぞれに成長していただいた年になったと思っています。3月に開催された公式訪問例会では彦根JCが初の完全オンラインでの公式訪問例会を行わせていただいたり、公開例会やバスツアーを行った事業などそれぞれの委員会の色を存分に活かせた例会や事業ばかりで委員長連には今でも思い入れがあります。この年から彦根JCでもアジェンダシステムを取り入れようという議題が持ち上がり、それに向けて総務委員会にはアジェンダシステムについての例会を開催していただきました。そしてそれが2年越しに実を結び、本年度より無事アジェンダシステムを取り入れることが出来ましたし、当時総務委員長として頑張っていただいた北川凌委員長が本年度事務局長としてアジェンダシステムの導入を担当していただいていることにも大変感慨深く感じています。メンバーの皆さんのおかげで走り抜けられた2022年だったと今でも感謝しています。

委員長 本当に中身の濃い1年だったんだなとお話を伺っていても感じました。周年準備もあるなかLOMでの活動や対外との共同事業まで全てにおいてどれひとつ手を抜くことなく全力で駆け抜けてこられたことやメンバーへの感謝の想いがとても伝わってきました。横津君と西川君は年齢や入会年度も違いますが西川君に専務理事をお願いされた経緯などあれば教えてください。

横津君 前年の北村理事長より次はお前やぞ!と言っていただいていましたので理事長を受けさせていただく覚悟は少し前から決まっていました。そのお話をいただいていたときから専務は隼世だと決めていましたし、いわゆる直感です。隼世の人柄やこれまで一緒に活動してきた姿を見て彼なら大丈夫と自信を持っていましたし、今振り返ってみても隼世じゃなかったら一緒に乗り越えてこられなかったと思っています。

西川君 専務のお話をいただいたときに、隼世が受けてくれんかったら理事長せんからなと横津さんに言われたことがあり、もちろん本気じゃないことは分かっていますがそう言っていただけたのが本当に嬉しかったので私の中でも迷いはなかったです。前年に近畿地区協議会でVCをさせていただいた経験があり、沢山のことを学ばせていただきましたし、それ以上に大変なことはないだろうと思っていました。苦労もありましたが楽しいことの方がそれ以上に多かった専務としての1年でした。私は委員長をさせていただいたときは人財育成を担う委員長でしたし、地区のVCをさせていただいた2021年は担当していた地区大会でのフェスタはコロナで中止とどこかでずっと事業系に携わりたいと思っていました。ですから、この年はYEGさんとの共同事業など、専務をさせていただきながら事業系の委員長もさせていただいたみたいな気分でとても楽しかったです。また私事ですがこの年に結婚式をあげさせていただき、横津理事長には結婚式で挨拶をしていただきました。

横津君 ありましたね。私は基本いつも挨拶を事前に考えておくタイプではなく、その場で感じたことや思ったことを話させていただくのですが、このときも話しているうちに色々な思い出が蘇り感極まってしまったのを覚えています(笑)

西川君 その節はお世話になりました。執行部メンバーなど沢山のメンバーに出席していただき会場を盛り上げていただきましたし、改めてJCっていいなと思わせていただいた結婚式になりました。

委員長 それは一生の思い出ですね!JCをしていなかったら出会えなかったかもしれない年齢も仕事も違うメンバーと公私共に仲良くなれるそんなJCの良さを垣間見れました。では次にJCをしていて良かったことを教えてください。

横津君 私がJCに入会させていただいてから今年で10年目になりますが、この10年間JCでは常に楽しい思い出ばかりです。その中でも自分の中でのターニングポイントになったのはやはり委員長をさせていただいた年だと思っています。入会当時、同期入会メンバーのなかでは最年少だったということや、私自身もあまり自分から周りに積極的に話しかけていくタイプではなかったので、なかなか周りとなじめずあまり楽しさを感じられない時期がありました。

そんななか委員長という役職を経験させていただき、当時議案もなにも作れない私に夜遅くまで付き合ってくれた室長や担当副理事長、周りに支えられ乗り越えられた1年でした。このときから考え方が180度変わりましたし、そこからのJC生活は心底楽しいと思えるようになりました。また、私は2019年に大病を患い余命を宣告されました。関西中の大学病院を回りましたが原因不明のまま2か月間入院し死を覚悟したときには、先の見えない恐怖に塞ぎこむなかただただ病室で一人落ち込む毎日でした。こんな経験はなかなかないことですが、死に直面したときにもっとこうすればよかった、あんなこともしておけばよかったと色々なことが蘇りました。仕事のこと、家族のこと、JCでは理事長したかったなとか後悔でいっぱいでした。そこから奇跡的に数値が下がり、原因は分かりませんがなんとか退院出来ることになり今でも元気にさせていただいています。私がこの闘病生活から復帰したときに一番に感じたことが人生後悔のないように生きようということでした。私生活ではこの翌年に起業させていただきましたし、JCでも理事長の職を務めさせていただくことが出来ました。それからのJC生活のなかでは色々なことに挑戦しましたし、与えられた役職は全力で全うしようと決めました。仕事が出来るとか上手に立ち回れるとかそんなことじゃなく、全力で取り組むことや責任感が大事なんだということをJCで学ばせていただきましたし、この経験は自身の人生のなかで何にも代えがたい貴重な経験となりました。今後の人生においても必ず活きてくるものだと思っています。

委員長 そんな壮絶なご経験をされていたこと、このお話を聞くまで詳しく知りませんでしたし、胸が締め付けられたと同時に私自身も悔いのないよう今を全力で生きなければならないと強く思いました。横津君は来年度がラストイヤーとなりますが、最後に理事長を経験された現役メンバーとして今後の彦根JCに一言お願いします。

横津君 現役メンバーには後悔のないように今出来ることを精一杯やり切ってほしいと思いますし沢山のことに挑戦してほしいと思っています。そして私自身現役メンバーの一人として、来年のラストイヤーは本年度滋賀ブロックに事務局長として出向させていただき沢山の学びをいただいた分LOMに還元し、これからの彦根JCを見据えて人財を育成していくことが役目だと思っていますので、微力ながら皆さんをサポートしていけたら、また私自身も更に成長していけたらと思っています。

委員長 何気ない日常が当たり前にあることのありがたさを教えていただいたとともに、自分の人生を彩り豊かなものに出来るのも自分自身なんだということに気づかせていただきました。そのひとつであるJCでの経験を精一杯楽しみこれからも沢山のことに挑戦していきたいと思います。本日は沢山の貴重なお話を聞かせていただき本当にありがとうございました‼

新たなことに挑戦し続けた2022年という1年。その経験の裏には強い信念があることを知ることの出来た回となりました。実はまじめな話ばかりではなく、記事には書ききれなかった珍エピソードなど沢山のお話を聞かせていただき、あっという間の楽しい時間を過ごさせていただきました。横津君、西川君楽しい時間をありがとうございました。

ぶらりひこね散歩

このコーナーでは、毎月地域で活躍されるお店や飲食店にお伺いし、おすすめ情報やお店のこだわりなどを取材させていただきます。
11月号では彦根市宮田町にあります、元電車の運転士からカフェのオーナーにと異色の経歴をお持ちの店主が営まれます、忙しい日常から解放され自然に囲まれた古民家で心地よいひと時を味わうことが出来る“自然派古民家 宮田町カフェ”さんへおじゃましてきました。

彦根市宮田町 自然派古民家 宮田町カフェさん

彦根市宮田町にあります、自然派古民家 宮田町カフェさん。お店は彦根市と米原市の境目にあり、市街地から少し離れたのどかな自然が広がる田舎町の古民家のひとつ。フジテック本社の大きな塔が目印です。
まるで実家に帰ってきたようなほっこりとした気分に浸らせてくれる玄関を抜けると店内は古民家を活かした広々とした畳のお部屋が広がります。
お席はテーブル席やソファー席など、全6卓20席以上。テーブル同士の間隔がとても広々と設けられているため仕切りがなくても贅沢なプライベート空間が楽しめます。また、廊下を進むと「離れの間」という個室のお座敷もあり、こちらは女子会などにも大人気なんだそう。

窓際のお席に案内していただきましたが、大きな窓から差し込む自然光がとっても気持ちよく、お料理がくるまでの時間も自然が広がる外の景色を眺めながらゆっくりと時間が進むようなリラックスタイムを過ごさせていただきました。この大きな窓から広がる景色は、四季折々の自然の美しさを存分に楽しむことができます。春には桜が咲き乱れ、夏には緑豊かな木々に囲まれ、秋には紅葉が美しく、冬には雪景色が一面に広がります。
この季節はすすきや土手沿いに広がる無数の黄色い花々がとっても綺麗でした。
11時から17時まで営業で、ヴィーガンランチとスイーツやコーヒーなどの飲み物をご用意しております。ランチタイムやティータイムの区分はありませんが、ランチの数には限りがありますので、なくなり次第終了となります。

宮田町カフェさんのこだわりのひとつでもあります、こちらのヴィーガンスープカレーは店主自ら宮田町農園で育てておられる無農薬の自家栽培野菜を使用し、動物性原料や五葷不使用のカレールウで作ったこだわりのヴィーガンカレー!自家製野菜のサラダと豆乳スープと一緒に味わえます。素揚げされたお野菜たちも季節によって収穫時期があるためその時期ごとに採れた季節野菜を使用。野菜本来の甘味や旨味が感じられる、優しいお味の中にもスパイスの効いた癖になるとっても美味しいカレーでした。カレー好きには是非一度食べていただきたい一品です!

食後に出していただいたコーヒーは宮田町カフェさんが管理されている彦根市日夏町に約400年前から湧き出る湧き水を使用。こちらの湧き水はミネラルを多く含み“細胞を若返らせる水”と言われる名水だそうで、近所の方々が昔からこの湧き水を汲みにこられるほどの人気なんだとか。今後は湧き水が湧くこの土地を、地域の方々が使いやすいように更に改良し、災害時などにも役立てていただけたらとお話いただきました。
そして、ここ宮田町カフェさんのとっても変わった特徴のひとつであります日替わりスイーツ。曜日によってスイーツの担当者が違うということで詳しくお話を伺ってみると、間貸しという新しいスタイルで従業員という形ではなくスイーツを作っておられる全員が個人事業主という形で、それぞれが普段は違うお仕事をされるなか、各担当の曜日にこちらでスイーツを提供しているんだそう。中には普段は美容師をされている方など多才な方々が作るスイーツ全て制覇してみたいですね!この日は日曜日のご担当の方が作られる今話題のアサイーパフェをいただきました。季節のフルーツがふんだんに使用されており、スパイシーなスープカレーのあとにもぴったりなとっても美味しいパフェでした。

美味しいお料理たちをいただいたあとに、店主の曽根さんにこの宮田町カフェをしようと思い立った経緯などをお聞きさせていただきました。
実は昔、JCの例会に少しおじゃまさせていただいたことがあるとお話いただき、来店の際少しだけJCソングを口ずさんでいただき場を和ませていただいた、とっても気さくな店主の曽根さん。20代で近江鉄道に入社し、色々な電車を運転してみたいと更なるステップアップを目指し、長野の長野電鉄や山梨の富士急行とローカル鉄道からJR線まで生涯現役の運転士を貫かれた曽根さん。ご両親の他界をきっかけに自身の生まれ育った地元彦根市宮田町のご実家に帰ってこられ、遺品整理の傍ら近くの畑で無農薬野菜を育て無人販売所にて販売をされておられました。そんななか、両親の残してくれたこの広大な土地と家を活かして何か出来ないだろうか、自身も東京や鎌倉など古民家カフェを巡るのが趣味だったことから自分でもやってみようと思い立ち、そこからはびっくりするほど作業がはかどったそう。日に日に綺麗になっていくこの家を見てここなら出来ると思いクラウドファンディングを立ち上げ資金を集め、DIYで自身の手にてこの家を改装。いらなくなった家具を貰いに県内中を走り回ったんだそうです。また、想いに賛同しクラウドファンディングにご協力いただいた方は30人以上にもなるそうで、なかには直接持ってきていただいた方もいて本当に感謝しているとお話いただきました。

こうして今年の4月にオープンされました宮田町カフェさん。
ここまでのお話でも十分興味深いお店ですが、宮田町カフェさんのすごいところはこれだけではありません!先ほども紹介した“離れの間”という広々とした個室では、こちらも地域の方々に場所をお貸しし日替わり、週替わりにて多種多様な催し物やイベントを随時開催されております。その内容も整体や占い、生け花教室や勉強会、なんと結婚相談所まで開催されておられます。また、自身も都会から地元に帰ってきたUターン経験者として、なんと彦根市とコラボして移住者向けのツアーも開催されているそうです。

店内にはこちらで開催されている教室で作られたものや地域の方々の手作りのハンドメイド商品の展示や本格的な音響設備も設置。小さなコンサートなどこれからも沢山のことを計画中です。他にも、元電車の運転士だった曽根さんならではの実際に使用されていた電車の発車ベルや車掌マイクで遊べるスペースや、ご自身が使用されていた品々を展示されているスペースもあり、子どもたちにも大人気です。
駐車場では車中泊専用スペースの貸し出しなど、本当に色々な試みをされておられます。こういった噂や口コミが広がり、沢山の方たちと協力し地域と作り上げた宮田町カフェさん。今では人が人を呼び、地域の方だけではなく、観光客の方々など沢山のお客様にご来店いただいています。

『くつろぎ処』『癒し処』『学び処』をコンセプトに日頃のストレスを軽減させ、ゆっくりと休息できる。そして笑顔で帰っていただける。そんな落ち着いた大人の隠れ家的カフェを目指していますとお話いただいたように、私自身日々の疲れを忘れ美味しいコーヒーとともにほっと一息つける癒しの時間を堪能させていただきました。
今後も地域の皆様と創り上げ、地域の皆様に愛されるカフェにしていきたいと今後の展望をお話いただきました。また来年には、カフェと隣接したドックランとロウリュウサウナも只今建設中なんだそうです!こちらもとっても楽しみですよね。
皆さんも是非一度、忙しい日々の合間に癒しの空間を提供していただける“自然派古民家 宮田町カフェ”さんで至福のひと時を味わってみませんか。
お近くにお寄りの際は是非お立ち寄りください!

店舗情報
自然派古民家 宮田町カフェ
住所 彦根市宮田町702
営業時間 
11:00~17:00(Lo.16:00)
定休日 火曜日・水曜日
お問合せ 080-3865ー0038

ひこね瓦版

事業・例会案内

11月度事業例会~彦根城大作戦!~
日時 11月16日(土)(予備日11月17日)
時間 9時~16時(メンバー受付6時30分)
場所 彦根城一帯

12月度例会~仲間に感謝 未来永劫の絆~
日時 12月8日(日)
時間 12時~16時19分(メンバー受付11時30分)
場所 ビジネスホテルくらま2F

編集後記~委員長のつぶやき~

11月号もここまでお読みいただきありがとうございます。
また、月報11月号を制作するにあたりご協力いただきました皆様本当にありがとうございました。
今年もあっという間に残り2か月となりました。10月某日、JCでお世話になった大先輩の事業所で行われました秋祭りにボランティアとして呼んでいただく機会がありました。卒業されてからでもこうやってお声をかけていただけることが嬉しく、張り切ってお手伝いに行ってまいりました。そこで沢山の先輩方に久しぶりにお会いし「月報読んでいるよ」と沢山声をかけていただきました。ここまで頑張ってきてよかったという嬉しさの反面沢山の方々に読んでいただいているからこそ楽しんでいただける内容にしなくてはならないと心地いいプレッシャーも感じさせていただきました。いただいたお声のひとつひとつがこれからの活力に繋がりましたし、自分の思い描く月報が形になっているのか、まだまだ手探りななかではありますが、自分の出せる全力で向き合っていこうと思いました。
本年度の月報もいよいよ来月号でラストになりますが、最後まで皆さんに楽しんでいただける月報を目指して頑張ってまいります!来月号もお楽しみに。

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