月報8月号

目次

連載記事  ・「新風」となれ!!~巻き起こせ、ひこねのまちに~
       委員会紹介~輝くひこね創出委員会~

連載記事  ・今に繋がるひこねのバトン
        第67代理事長 宮川 佳典 歴代理事長にインタビュー

連載記事  ・ぶらりひこね散歩
        今月のお出かけ先 “菓子工房  フクモト”さん 
ひこね瓦版  
事業・例会案内 
編集後記~委員長のつぶやき~

「新風」となれ!!
~巻き起こせ、ひこねのまちに~

このコーナーでは彦根青年会議所で活躍するメンバーがどのような活動を行っているのか、各委員会や執行部、出向者情報などをご紹介します。
8月号では本年度、彦根城写生大会を始め、各事業を担当させていただいております輝くひこね創出委員会のご紹介をさせていただきます。

輝くひこね創出委員会

委員長 山田 雅崇
北川 凌
飛松 龍
西村 直人
横津 琢磨
青木 克実
奥田 拓郎
杉 康輔
車 宝超

私たち輝くひこね創出委員会では彦根青年会議所が通年事業として行っております彦根城写生大会を始め、11月に開催されます秋事業など、主に対外向けの事業の構築を担っております。まず、2月に開催されました2月度例会~地域資源戦略会議~では、私たちの活動エリアであります彦根市・米原町・多賀町・甲良町・豊郷町・愛荘町の2市4町から講師をお招きし、私たちの住み暮らす地域に根付く古き良き伝統、歴史、文化を始め数多くの地域資源の価値や魅力を地域の方々に伝え広め、愛郷心を育んでいただくため、まず私たちメンバーが地域資源についての学びをより深めるための例会を開催いたしました。
そして迎えた5月、これまでの学びを活かすべく本年度56回目を迎える彦根城写生大会2024~Paint With Heart~を開催させていただきました。本年度は付帯事業といたしまして、子供たちの夢や希望が描かれた鯉のぼり短冊を彦根城一帯に泳がせ、今後のひこねの未来に希望を持っていただけるような設えも行わせていただきました。
秋には子供たちを始め地域の方々の愛郷心をより育める事業も只今計画中です。
これからも彦根青年会議所が地域の先頭に立ち、私たちの住み暮らすひこねのまちの素晴らしい魅力を皆様に知っていただき、地域の方々の更なる愛郷心を醸成すべく輝くひこね創出委員会として邁進してまいります。よろしくお願いいたします。

今に繋がるひこねのバトン

このコーナーでは、創立71年目を迎える彦根青年会議所をこれまで築き上げてこられた先輩方にお話しを伺い記事にさせていただきます。60周年から70周年までのこの10年を様々な想いで駆け抜けてこられた歴代理事長に取材にいきたいと思います。
8月号では、第67代理事長 宮川 佳典 先輩にインタビューにいってきました。
また、宮川先輩が理事長の年の専務理事であります木田先輩にも同席していただき、あの頃の懐かしいお話や一年間の思い出話など沢山のお話を聞かせていただきました。

委員長 宮川先輩、木田先輩本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。JCが掲げる「奉仕・修練・友情」の三信条のもと、理事長として駆け抜けた2020年度を振り返って色々なお話聞かせてください。まず、宮川先輩は何歳でJCに入会され、何歳で理事長をされたのですか?

宮川先輩 私は2014年32歳で彦根JCに入会し、39歳で理事長を経験させていただきました。

委員長 宮川先輩と木田先輩は私とは1年違いの入会ということもあり本当に色々な思い出があります。一緒に沢山の事業やJCでの活動を共に経験し、再入会させていただいた今もいつも気にかけていただき相談に乗っていただいている頼りになる先輩方です。では、理事長をされた1年で一番思い出に残っていることを教えてください。

第67代理事長 宮川 佳典 先輩

宮川先輩 私が理事長を拝命した2020年度は本当に激動の年でした。記憶にも新しいですが、新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態に私たちの生活は大きく変化しました。緊急事態宣言の発令や外出自粛要請などを受け、日本中の活動が停止してしまうなか、JCにとってもそれは例外ではなく、感染拡大に伴い私たち彦根青年会議所でも3月以降、対面での活動を全て休止しなくてはならなくなりました。昨年度から計画していた例会や事業、もちろん全ての会員大会も中止を余儀なくされ、委員長を始め、メンバーの皆さんにも大変悔しい想いをさせることになった年の始まりとなりましたが、新型コロナウイルスの影響によりこれまでとは違う新たな取り組みも沢山ありました。
やはり一番はzoomを活用したことではないでしょうか。対面で集まることは出来ませんが、彦根JCとして活動を止めるわけにはいきません。この年は日本中でオンライン会議やオンライン飲み会といったことが主流になりましたが、私たち彦根JCでもzoomを取り入れ理事会を行いました。そのなかで今、私たちが地域のために出来ることは何なのか、このようなときだからこそJCとしての力を発揮するときではないのか、人を集めずに何か活動が出来ないかと何度も話し合いを重ねました。そして、医療関係への支援を最優先と考え、彦根JCの卒業生で同期でもある有限会社ユニオン精工の尾本君の協力のもと手作りフェイスシールドを作製し、彦根市と米原市の医療機関へ1000個のフェイスシールドを無料で配布しました。メンバーが集まって作業をすることが出来ないため、各々が自宅に持ち帰り、菌が付着しないようにマスクと防護服を装備し作製を行いました。メンバーの迅速な行動のおかげで日本中に緊急事態宣言が発令された4月の終わりには無事寄贈することができました。
また、6月にはコロナ禍で人々の外出が制限されたことによる献血不足を危惧して実施された近畿地区協議会の献血活動に賛同し、私たち彦根JCでも積極的に献血活動を行いました。
7月にはコロナ禍で落ち込んだ日本を盛り上げようという日本JCシニアクラブ発案のもと全国各地で行われた花火の打ち上げを彦根でも行いました。メンバーも火薬を詰めるお手伝いや当日の運営をさせていただき貴重な経験になりました。そして迎えた8月、長かった休止期間を終えてソーシャルディスタンスを守りながら、ようやくメンバーが集まり通常の例会を開催することができたときの想いは今でも鮮明に覚えています。この年は人が集まることが出来ないため、対外事業は全て行えないものと半ば諦めていましたが、当時青木委員長発案のもと、QRコードを活用し密を生まないスタンプラリーを行った10月の秋事業を開催出来たこともとても思い出深いです。また総会を書面決議で行ったり、懇親会が行えないため大勢のメンバーでzoom飲み会を開催したことなど、表立って活動が出来ない分、工夫を凝らした試みが沢山あった年になったと思っています。やりたいことをやる前に為すべきことをやる、そんなJCの在り方を今一度考えた年でもありましたし、活動はしたけど運動が出来ていないそんな2020年において振り返ってみればもっと何か出来ることがあったのではないか、今でもそう思うことはありますが、そんな状況のなかで9人ものメンバーの拡大をしていただいた担当の澤井委員長には本当に感謝しています。

委員長 お話を聞いているだけで本当にご苦労の多い年だったんだなと伝わってきます。過去にも例のないこの1年を乗り越えられたのも、活動を止めることなくメンバーの先頭に立ち進んでこられた宮川理事長だったからこその1年だったのではないでしょうか。そんな宮川先輩がJCに入会されたきっかけは何だったのでしょうか。

宮川先輩 私は父が彦根JCのOBということもあり、子供の頃から数々のJCの事業に参加しておりました。実は小学校6年生の頃に第6回カロム日本選手権大会で優勝したこともあります。私の家業である“伊勢幾”は創業147年ということもあり、古くから地元彦根に根付いて商売をしておりますし、歴々の先輩方には子供の頃から大変可愛がっていただきました。私にとってJCという存在は当たり前に身近にありましたので適齢になれば入会するのが必然だと思っていました。20代の頃は東京でサラリーマンをしていて、家業を引き継ぐために彦根に戻ってきてからの入会でしたので32歳と少し遅い入会となってしまいましたが、JCでの活動のなかで沢山の人たちと出会い、楽しさややりがいを覚え、色々な役職を経験する中で先が見えてくると、もっと早くに入会しておけば良かったと思うこともありました。ですが、私が入会した2014年の同期入会メンバーとはお互い切磋琢磨し合い個々を高めていける本当に素晴らしいメンバーばかりでこの年に入会したことを誇りに思っていますし、一生涯のかけがえのない仲間たちと出会うことができました。

JCで出会った全ての方たちももちろんそうですが、特に同期入会メンバーは今でも本当に仲が良く、刺激し合える関係性に今でも感謝しています。

委員長 周りから見ても宮川先輩と木田先輩はとても仲が良いという印象ですが、どのような経緯で木田先輩に専務理事をお願いされたのですか。

宮川先輩 同じ年齢で同期入会ということもありますが、ただ仲が良いという理由だけではなく、木田君には自分が出来ない部分を補ってくれたり、良くないところを正してくれるという絶対の信頼がありました。ですので専務理事は木田君以外の選択肢はなかったですね。

木田先輩 私にとって宮川君は入会当時から一目置いている存在であり、すごいやつがいるなという反面、負けてられないと奮起させてくれる存在でもありました。JCで出会った方々の中にはすごいなと感じる方が沢山いましたが、その中でも宮川君は私にとって尊敬できるなかのひとりでした。専務のお話をいただいたときも一つ返事で受けさせていただきました。宮川君は覚えていないかもしれませんが、専務理事のお話をいただいたときに宮川君に一言「期待してるでな」と言われたことが今でも印象に残っています。同期だからこそわかることなのですが、普段思っていることの半分も口に出さない宮川君からその一言を聞けたことは本当に珍しいことでしたし、僕にとっては大きな意味のある一言でした。

宮川先輩 そんなこと言ったかな(笑)あまり覚えていませんが、基本的に私と木田君は考え方も違いますし、意見も普段からあまり合わない方で、だからこそ専務理事は木田君にお願いしました。違う考え方を持っている方が絶対にうまくいくと思っていました。

木田先輩 宮川君には同期委員長をさせていただいたときもそうですし、先ほどのフェイスシールドの件や花火の件もしようと言ったのは宮川君でしたし、昔からすごいと思わされることばかりでした。専務理事を受けたこの1年は、そんな宮川君を立てて陰で支えると決めていましたし、非常にやりがいのある1年を過ごすことができました。

委員長 お二人の信頼関係がお話を聞いていてもとても伝わってきました。そんな仲間と出会えることもJCの良さのひとつではないでしょうか。では次にJCをしていて良かったことを教えてください。

宮川先輩 ここにしかない出会いと経験だと思います。ここで出会った仲間たちと、長く同じ時間を共有し、幾度となく会議や対話を繰り返し、時には事業について語り、時には未来について語り合う。議題はいつも自分のことではなく世のため、人のため。より俯瞰で、より大きな視点で、これほど真剣に語り合える場が他にあるのだろうかと感じています。己の考えを発し、他者の意見を受け入れひとつの最適解を探っていく、そのJCという日常の中で築かれていくメンバー同士の友情や信頼関係は他で経験できるものではない人生において貴重な経験だと確信しています。
また、彦根JCだけではなく、他の青年会議所や滋賀ブロック協議会、近畿地区協議会、日本JCへの出向も非常に貴重な経験になっています。同じ青年会議所でありながら、意外にもまったく異なる価値観で各々が運営していることに気付かされます。地域柄もありますし、人柄も、各々の団体の設立趣意、これまでの歴史の違いによって人それぞれに大切にしていることが違う。そんな他青年会議所の皆さんとゼロベースから対話をすることで知見も視野も大きく広がったことを感じています。是非、現役メンバーの皆さんも機会があれば出向を検討してください。普段より時間を取られるのは確かですがそれ以上のリターンは必ずある、はずです。

委員長 私もJCに入会するまではまちづくりについて考えることはほとんどありませんでした。ですが、これまで経験した事業のなかでの地域の方々との触れ合いを通して、また本年度委員長という役職を全うするなかで、まちのため、人のため何が出来るのか沢山考える機会がありました。メンバーとともに考え行動する、そんなJCを楽しいと感じられるようになりました。それでは最後に現役メンバーに一言お願いします。

宮川先輩 これまでのJC生活で先輩諸兄の様々な金言から学びを得てきましたがその中で特に印象に残ったものをお伝えしたいと思います。ある歴代会頭の「事業のラスボスは1人でいい」といった言葉や、ある地区長からの「いま、会議が平行線を辿っているのは両者が想像ベースで話し合っているから、事実ベースの答弁のやり取りであれば一問一答で終わる」といったアドバイスも印象深いですが、やはり私が強く印象に残っているのは安居先輩が卒業例会のラストメッセージでお話されていた「JCでは誰が何をするのかではなく、誰と何をするのかを大切にしてほしい」という言葉だと思います。今、JCの活動や運動の中であなたがひとりで何かを為していても、それはあなたひとりの経験にしかなりません。大きな事業はもちろんですが、些細なことであってもその行動を誰かと共有することで、その経験が複数人の糧となります。その誰かと何かをすることの積み重ねが先ほどお話したJCの良さ、メンバー間の友情や信頼関係、そして各々の成長に繋がってくるはずです。そしてこの「誰」は人に限ることではありません。彦根JCという団体にとっても同じです。何らかの事業を起こすとき、団体が単独で行うよりも、似通った目的を持つ団体が協働で行う方がより大きなインパクトを残すことができます。似通った目的を持っていても価値観の違いによって事業の成立が滞ることも多々あるかもしれません。しかしそれは対話と協議を繰り返して最適解を見つけ出すことで、より良い事業が生まれ、互いの共通理解が生まれ、各々の進展や成長に繋がるものだと思います。是非、皆さん各々が傍にいる人、傍にある団体を意識して共に何かを成し遂げてください。人と人との、市民と行政、諸団体との協働を深めることが理念の実現や個々の成長に繋がり、その結果として皆さんが個々にこのひこねで更に活躍されることを期待しています。

委員長 JCをしているなかで教えていただいたこと、気づかせていただいたこと、沢山ありますが、“誰が何をするのかではなく、誰と何をするのか”という言葉に自身を振り返りはっとさせられた瞬間でした。自分に足りないものを教えていただけました。この言葉を胸に今後のJC活動に邁進していきたいと思います。本日は沢山の貴重なお話を聞かせていただき本当にありがとうございました‼

コロナ禍という未曽有の年を駆け抜け、当たり前のことが当たり前に出来ない悔しさを経験されたお二人だからこそ、心に刺さるお話が沢山ありました。また、同期メンバーだからこそ語れるお話や楽しいエピソードも沢山聞かせていただき、今回も本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。宮川先輩、木田先輩楽しい時間をありがとうございました。

ぶらりひこね散歩

このコーナーでは、毎月地域で活躍されるお店や飲食店にお伺いし、おすすめ情報やお店のこだわりなどを取材させていただきます。
8月号では彦根市河原にあります、無添加食材にこだわった焼き菓子を中心に販売されておられます“菓子工房フクモト”さんと彦根で気軽にイタリアンを楽しめる“イタリア食堂FUKUMOTO”さんへおじゃましてきました。

彦根市河原 菓子工房フクモトさん

銀座商店街から橋本通りを芹橋に向かって進みますと見えてくる菓子工房フクモトさん。とっても可愛らしい外観と美味しそうなマフィンの写真に惹かれて扉を開けてみると中は緑が溢れる素敵な空間が広がります。実はお菓子屋さんだと思いおじゃまさせていただいたのですが、店内はカフェのような作りになっており、奥様が営まれます菓子工房フクモトの中に、旦那様がお料理を提供されるイタリア食堂FUKUMOTOが共存するといったお店になります。ご夫婦で経営されておられます店内は気配りの行き届いた明るいスタッフの方々が印象的な、女子会やママ会、デートにもぴったりなとってもお洒落なお店です。
飛び込みでおじゃまさせていただいたのですが、気さくにご対応していただき快く取材をお受けしていただきました。

2021年の9月11日にオープンされ今年で3年目を迎えられる菓子工房フクモトさんですが、こちらの無添加食材にこだわった焼き菓子や洋菓子をメインとする菓子工房フクモトと気軽に本格的なイタリアンが楽しめるイタリア食堂FUKUMOTOの他に、小泉町にありますカジュアルなパスタハウス、フクモトアンドブラボーとそちらに併設されます、シフォンケーキを専門とされるMr.CHIFFONCAKE、米原市にありますお肉料理に力を入れたイタリアン、FUKUMOTOBROS(イタリア語でブラボーは陽気な、BROSは兄弟という意味があるそう)の5店舗を展開しておられます。
菓子工房フクモトさんは11時のオープンよりなくなり次第終了となりますが、イタリア食堂FUKUMOTOさんは11時から14時までのランチ、14時から16時までのカフェ&アラカルト、18時からのディナーと時間帯によっても様々な顔を楽しめるお店となっています。
今回はランチのコースをいただいてきました。

季節野菜のサラダミスト

ランチタイムはパスタコースとイタリアンコースの2種類となり、パスタまたはリゾット、メインディッシュ、デザート、食後のドリンクとお好きなものを選ぶスタイルとなっています。また、季節の食材を使用しているため、メニュー内容も月ごとに変更されるなど、その時期の美味しさを味わえます。今回はイタリアンコースをいただきました。まずは季節野菜のサラダですが、沢山の種類のお野菜をふんだんに使用されており、お野菜の甘味などひとつひとつの食材の旨味が融合された大満足のサラダでした。それもそのはず、イタリア食堂FUKUMOTOさんでは食材に何よりもこだわっておられ、特にお野菜は地産のものを使用し、地元の農家さんや直売所に毎日足を運び、その日に仕入れた食材を必ず使うといったこだわりよう。生産者の方の顔が見えるものを使いたいという想いが伝わってきました。

次にパスタとリゾットから1品ずつを選び、2人でおじゃまさせていただいたのでシェアをしていただきました。
たっぷりのお肉が自家製のパスタに絡んだ至極のボロネーゼと、食材の旨味が存分に散りばめられた海老とトウモロコシのチーズリゾット。どちらも絶品でついつい笑顔がこぼれる美味しさです。ふわふわの自家製パンもとっても美味しかったです。

自家製パスタのボロネーゼ
海老とトウモロコシのチーズリゾット
自家製パン

メインディッシュは名物の和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みと帆立貝柱のじゃがいも包み焼きをいただきました。名物というだけあってナイフがいらないくらいの柔らかなお肉にじっくり煮込んだ濃厚なソースが絶品!じゃがいものさくさく感と帆立の柔らかさといった食感からも楽しめるどちらも旨味の凝縮された最高の1品でした。どの一皿をとってもお店のお料理のクオリティの高さを感じることができました。

そして最後は、今回1番の楽しみのデザートです。
奥様が作る洋菓子が美味しい、それをみんなに広めたい。そんな想いがお店をされるきっかけでもあったそうで、食事のあとにデザートを食べていただき、美味しいと思ってもらって買って帰っていただける、それが何よりも嬉しいとお話いただきました。
沢山あるデザートの中から悩みに悩みましたが、季節の桃のジェラートと名物のシフォンケーキをいただきました。ジェラートは桃をそのままいただいているかのような食材の味がふんだんに生かされた甘酸っぱいさっぱりとした味わいで食後にぴったりの1品。そして今回のお食事の中で一番驚いたのがこのシフォンケーキ!もっちりとしたシフォン生地は口に入れた瞬間に溶けてしまうほどのなめらかな柔らかさ。甘すぎないクリームとの絶妙なバランスも相まって本当に美味しかったです。このシフォンケーキはエンゼルシフォンと言って、卵白だけで焼き上げているんだそう。
どれも本当に美味しいお料理たちにお腹も心も満たされる至福の時間を過ごさせていただきました。

菓子工房フクモトさんでは、ベイクと言われるマフィンやクッキー、シフォン、パウンドケーキといった焼き菓子を中心に生菓子や季節のフルーツをふんだんに使ったタルトやケーキなど、食材は全て無添加のものを使用し、余計なものを一切使用していないため、素材本来の美味しさを味わえます。足し算ではなく引き算でシンプルな材料にこだわっていると教えていただきましたが、特に力を入れているベイクでは彦根で1番を目指したいとお話いただきました。

小学校の頃から料理を作るのが好きで、料理の専門学校に進みそこで奥様と出会われ、20代の頃は関東、関西各地で腕を磨かれ、滋賀県で5年間経験を積んだのち、2011年に奥様の地元である彦根で初めての店舗を構えられました。専門学校の頃は和食を専攻されておられたそうですが、洋食と出会うきっかけがあり、少しずつじゃなくがっつり食べられる飾り気のないイタリアンに惹かれ、口の中がそれでいっぱいになる幸せを味わっていただきたいという想いがお店を始めるきっかけだったそう。もともとは看板もなく、あえて宣伝をすることもなかったそうですが、来ていただいたお客様がまた来たいと思っていただけるお店を目指してきましたとおっしゃっていただきました。

“FEEL GOOD DISHES”(居心地がいいは、美味しい)という言葉を合言葉にお客様の美味しいの一言が自分たちの楽しさに繋がる、自分たちが楽しんで仕事をしているときっとお客様にも伝わるという気持ちをモットーにお仕事をされておられます。そのため全店舗11日(いい日)がオープン日なんだというお話も聞かせていただきました。
今後の展望は、大きな目標というよりも小さな毎日の積み重ねを大事にしたい、美味しい素材を丁寧に調理し、お客様に提供したい。自身が繋ぎ役となり、お料理に使ったお野菜を美味しいと言っていただいた言葉を農家さんに伝えるととても喜んでいただける。

そんな繋がりを大事にしながら、若い子たちを育てていき、もっとお客様に喜んでもらえるお店にしたいとお話いただきました。その想いを体現するため、現在旦那様はソムリエの試験に向けても勉強中なんだそう!そんな想いの詰まった、菓子工房フクモトさん、イタリア食堂FUKUMOTOさん、美味しさの秘訣を垣間見ることができました。ワインを片手に飲みながらつまめるそんな気さくなイタリアンを目指して絶品のお料理やお菓子が楽しめるお店、皆さんも是非お立ち寄りください‼

 

店舗情報
菓子工房フクモト
イタリア食堂FUKUMOTO

住所 彦根市河原2丁目1-19
営業時間 
菓子工房フクモト 11:00~なくなり次第終了
イタリア食堂FUKUMOTO
Lunch 11:00~14:00
CAFE&ALACARTE 14:00~16:00
Dinner 18:00~21:00(L.o 20:30)
定休日 日曜日
お問合せ 0749-23-6760

ひこね瓦版

事業・例会案内

8月臨時総会
日時  8月6日(火)
時間  19時~20時29分(メンバー受付18時半~)
場所  文教スタヂオ5階

8月度例会~姉妹LOM First Interaction~
日時  8月10 日(土)
時間  13時~20時59分(メンバー受付12時半~)
場所  株式会社 伊勢幾、彦根城内堀一帯、夢京橋キャッスルロード、河内の風穴

9月度例会~行こう!学ぼう!ブロック大会~
日時 9月7日(土)
時間 9時30分~21時46分
場所 桜川西公民館2階・東近江市あかね文化ホール
 

編集後記~委員長のつぶやき~

8月号もここまでお読みいただきありがとうございます。
また、月報8月号を制作するにあたりご協力いただきました皆様本当にありがとうございました。
先日滋賀ブロック協議会の褒賞公開審査会に参加してまいりました。

褒賞とは滋賀県内10LOM各青年会議所が行ってきた事業などを一般審査員の方々の前でプレゼンさせていただくというものなのですが、広報の委員長として、彦根青年会議所を代表し発表するため、7月はそのプレゼン資料の作製などで毎日JC活動に励んでまいりました。何回も練習を重ね、これで完璧だ!と思い挑んだのですが、実際終わってみれば、もっとこうすれば良かった、もっといいプレゼンが出来たはずだと他の青年会議所の発表を聞き後悔することばかり…。どれだけ準備や練習を積んでも完璧なんてことはないんだと改めて思い知らされた経験となりました。これもJCの良さのひとつですね!
そんな1か月の中で、今月もご協力いただきました月報の取材先での楽しい時間がまたやる気を与えてくれるひとつにもなりました。8月号も皆さんに楽しんでいただける内容となるよう頑張ります‼来月号もお楽しみに。

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