月報3月号 by彦根青年会議所

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「新たな時代の魁に!メンバーの想い!」

このコーナーでは、各委員会や執行部の活動や、出向者の活動などを取材し紹介します。今回は、3月度例会を担当する総務広報委員長の澤田晃仁君に、3月度例会に向けた意気込みについて伺いました。

3月度例会 ~組織の魅力を伝えよう!みんなで目指そうPRマスター~   への意気込み
総務広報委員長 澤田 晃仁 君

3月度例会~組織の魅力を伝えよう!みんなで目指そうPRマスター~
日時:2023年3月6日(月)19:00~
場所:文教スタヂオ5階

筆者:3月度例会は総務広報委員会初の例会になりますが、どのような例会をされるのですか?
澤田委員長:3月度例会は、広報の担いとしての例会にしたいと思います。メンバーが現代の情報ツールを組織の魅力を伝えるための手法を学ぶ例会で、TwitterやInstagramの使い方を学ぶ例会です。
筆者:なぜそのような例会をしようと思ったのですか?
澤田委員長:彦根青年会議所の諸先輩方は「彦根城写生大会」「カロム日本選手権大会」「彦根シティマラソン」「彦根かるた」など様々な事業を生み出してこられました。その事業の存在はひこねの方々に広く知られていますが、彦根青年会議所自体はあまり知られていないと思います。そこで地域に貢献する運動や活動を展開することは大前提ですが、それを伝えることも必要だと考えたからです。
筆者:総務広報委員会以外のメンバーも組織の魅力を伝える手法を学ぶというのはどういう意図ですか?
澤田委員長:もちろん総務広報委員会が主体となって情報発信をしていきますが、公式アカウントからの発信だけではなく、メンバー一人一人が情報を発信することで、より多くの方に我々の活動を知っていただくきっかけになるのではないかと思います。それが、地域の方々からの理解や、会員拡大にも繋がるのではないかと考えています。
筆者:たしかに、メンバーの中でSNSを使っている人の割合は多いですが、積極的に情報発信をされている方は少ないように思います。
澤田委員長:私自身も正直、総務広報委員長をさせていただくまではInstagramアプリはダウンロードしていましたが、ほとんど開いたことすらなかったです(笑)さらに投稿となるとさらにハードルが上がるイメージです。3月度例会で、私のように今までSNSを活用出来ていなかったメンバーが、実際に手法を学ぶことにより、情報発信することのハードルを下げられたら良いなと考えています。
筆者:それでは最後に3月度例会に向けての意気込みをお願いします。
澤田委員長:委員長として初の例会開催で、メンバーの皆さんにしっかりと学びを提供できるか不安な部分もありますが、しっかりと準備をして、一人でも多くのメンバーに組織の魅力を伝える手法を身に着けていただけるよう頑張ります!!

「初志貫徹!70周年を迎えて」

このコーナーでは、彦根青年会議所創立70周年事業に関する活動について紹介していきます。今回は、70周年実行特別委員会の懇親部会長の中西 雄也 君から70周年に向けての意気込みをいただきました。

70周年実行特別委員会 懇親部会長 中西 雄也 君

 70周年の大きな節目を迎えるにあたり、これまで彦根青年会議所の先輩諸氏が築いてこられたの運動の歴史を振り返る機会を得ることができました。明るい豊かなひこねの実現のため、行政や数々の関係団体の協力によって多くの市民を巻き込んだ活気あるまちづくりを進めてこられました。
 そのような先輩諸氏の想いを引き継いだ70周年実行特別委員会で、懇親部会長として中心となって事業を開催できることをうれしく思います。ここ数年はコロナ禍の影響で事業規模を縮小したり、形を変えたりとなかなか思うように活動できなかった時期もありました。本年はいよいよ活動が再開できる期待が高まっております。懇親部会では彦根青年会議所がさらなる挑戦と進化を目指し運動を展開するため、ご参加いただく皆様に青年会議所運動の素晴らしさを共有し、メンバーのおもてなしを通して協力関係を深められるような記念祝賀懇親会にしたいと考えております。

「地域で輝く彦根JⅭメンバー」

このコーナーでは、彦根青年会議所で活躍するメンバーの普段のお仕事を取材し、メンバーがJⅭ活動以外でどのように社会に貢献しているのかを紹介します。第3回目は彦根市高宮町で鋳造用木型製作をされている株式会社NCIの西川隼世君に取材をさせていただきました。

株式会社NCI 西川 隼世 君

事業の概要

筆者:初めて西川君の会社に来させていただきました。そういえば以前は西川木型工業という名前だったと思いますが、いつから変わったのですか?
西川君:実は今から約2年前の2021年4月1日に法人組織となり、株式会社NCIに社名変更しました。木型以外の事業が増えて業容が拡大してきたため、現在は株式会社NCIとして、バルブの発注やメンテナンスなどにも携わっています。
筆者:すごい!勢いを感じますね!!以前から西川君の会社が鋳造用木型を作っている会社だということは前々から知ってましたが、そもそも鋳造用木型とは何ですか?
西川君:水道管などの配管やバルブ、水門ゲートなど重厚さが必要なものは、高温で溶かした金属を型に流し込み固めて作る「鋳物」が使われていることが多いです。木型は、その溶かした金属を流し込む砂型などを成型するために使われる元の型というイメージです。

筆者:結構大きいものなんですね。ただ、まだどうやって使うものかイメージが出来ません(笑)
西川君:例えばこの木型の周りに金枠を置いて、そこに砂を入れて固める⇒砂を固めたら木型を抜く⇒枠を合わせて出来た空洞に溶けた金属を流し込む⇒金属が固まったら砂を取り除いて完成という流れになります。
筆者:なるほど、なんとなくイメージが出来ました。水道管だと中が空洞にならないといけないので、芯の部分の型も組み合わせて作るんですね。これだけでも難しそうなのに、複雑な形状のものだとかなりノウハウが要りそうな仕事ですね。

出所:ジンコンサルティング 西村仁

筆者:やはりこういう大きい木型を作る仕事が多いのですか?また、NCIさんで作られる木型はどんなものに使われるんですか?
西川君:小さいものもありますが、やはりメインは大きな木型になりますね。用途としては水道関係が多いです。他にはガス管や船舶の配管を作るのに使われることもあります。船舶などは、その船専用の一品一様のバルブや配管を使う事が多いので、木型を使われることが多いですね。
筆者:そうすると木型は使い切りということですか?
西川君:木型の場合は、基本的には何回も使うことが出来ます。会社によっては、製品をバージョンアップする度に木型の改造を依頼されて、元の木型を繰り返し使われているところもあります。

事業の強みについて

筆者:NCIさんの強みは何ですか?
西川君:いろいろありますが、一番の強みは「納期」ですね。うちは鋳造屋さん経由で注文を受けるのではなく、メーカーと直接話をして、木型を作るところから製品になるまでの全てを見ているので、発注者側からすると納期が短い、納期が正確に分かるというメリットがあり喜んでいただいています。そういう理由もあり、クボタさんなど複数の大手企業さんとの直接取引が出来ています。
筆者:もしかすると、若い後継者がいるというのも強みかも知れないですね。

西川君:同業他社にも従業員として若い方はおられますが、若い後継者がいる会社があまり無いようで、初めてお会いする取引先の方にご挨拶をさせていただくと「こんなに若い後継者の方は珍しいですね」とよく言われます。お客様からすると、「あと30年は取引できる」と思われるところは確かに強みと言えるかも知れません。
筆者:すごく将来安泰な感じがしますね。
西川君:木型の仕事はなくならない産業ではないかと思います。量産品を作る際は、NCやCADで3Dプリンターを使って作ったりしますが、一品一様のものはやはり木型が強いです。

筆者:逆に西川君自身が若いのでCADや3Dプリンターを今後導入していくという選択肢もありますね。
西川君:私も大学ではそっち関係の勉強をしていましたし、CADの導入を検討したこともありますが、木型を作るという仕事は単にエンジニアとして形を設計するだけではダメで、作りたい形状にするための砂型を取るためには、木型自体をどのような構造にするかというノウハウが非常に大事です。その構造を考える上では、普段から現場で木型を作っている職人のノウハウが必要になるため、職人自身がCADエンジニアにならない限り、今のところそこまでメリットはないんです。

筆者:単純にその形を作れば良いというだけの世界ではないのですね。てっきりCADで設計して3Dプリンターなどで型を作った方が良いのではないかと思ってました。
西川君:確かにCADを使って作ったものは精度自体は高いですが、複雑な構造になるとCADの技術だけでは先ほどの理由で難しいですし、精密に作っても最後は削って仕上げるので、それなら上手く型が抜けたり、継ぎ足して調整出来る木型のメリットが近年再び見直されてきています。
筆者:ますます奥が深い世界ですね。とても勉強になります。

今後の事業展開について

筆者:今後、事業をどのようにしていきたいと考えていますか?
西川君:全国的に見ても木型屋さんが高齢化しています。弊社の社長(父)は今年60歳ですが、業界の中では若手に分類されます。その中で、自分よりも若い人材を集めて教育していくことによって、自分の次の世代まで木型の技術をつなげていけるようにしたいという想いがあります。
筆者:やめていかれる木型屋さんがおられるということは、その仕事がどんどんこちらに流れてくるというイメージですか?

西川君:実際に既に困っておられるメーカーさんもあり、取引先づてに紹介があって仕事の依頼が来るということが多々あります。ただ、小さいものまで全て自社で受けるのも難しいので、同業他社の木型屋さんのネットワークで出来るところを紹介をするなどして、業界全体が廃れないようにしていきたいです。
また、社長(父)は目先の利益よりも困っている人の力になりたいという人なので、お客さんの予算がなくて儲からなくても、困っておられるならやってあげようという人です。そういう精神は、自分も後継者として見習っていきたいと思います。

インタビューを終えて

第3回目の取材を終えて、今回も彦根青年会議所メンバーの新たな魅力を知ることが出来ました。西川君と筆者は同期で6年くらいの付き合いになりますが、普段どんな仕事をしているのか、どんな想いを持って仕事をしているのかということは今回の取材で初めて知ることができました。西川君は元々知的なイメージですが、父親である社長の「困っておられる人がいたら、目先の利益を考えずに力になる」という精神を受け継いでおられ、後継者としてクールヘッド&ウォームハートの良い経営者に近づいておられるように感じました。また、木型業界全体が高齢化する中で、業容を拡大し西川木型工業から株式会社NCIに株式会社化されているところからも、会社としての勢いを感じます。
次回以降も、このように「地域で輝く彦根JⅭメンバー」の魅力を発掘し発信していきたいと思います。

総会・理事会通信

このコーナーでは、彦根青年会議所の決定機関である総会や理事会の決議事項について発信します。

第三回理事会 
日時:2023年 2月24日(金)19:00~22:45  場所:文教スタヂオ5階 
決議事項リンク 

第三回の理事会では、70周年に向けての例会「4月度例会~さぁやるぞ!我らの70周年!!~開催の件」が承認されました。また、協議事項として創立70周年記念式典、記念祝賀懇親会について協議されました。70周年記念式典、記念祝賀懇親会をより良いものにするため、多くの意見が出されました。

事業・例会案内

このコーナーでは、前月の活動報告や今後開催予定の事業、例会、総会などの情報を掲載します。

活動報告

2023年2月5日(日) 9時~ 場所:文教スタヂオ5階
2月度例会 ~彦根城一帯堪能ツアー~ 開催  ※地域共創委員会
活動報告ページはこちら 

2023年2月10日(金)19時30分~ 場所:文教スタヂオ5階 
2月通常総会 開催 ※総務広報委員会

2023年2月17日(金)19時~ 場所:文教スタヂオ5階
会員研修~人間力溢れる人財へ~開催  ※組織の輪確立委員会
活動報告ページはこちら

今後の事業、例会、総会案内

2023年3月6日(月)19時~ 場所:文教スタヂオ5階
3月度例会 ~組織の魅力を伝えよう!みんなで目指そうPRマスター!~開催  ※総務広報委員会

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